オステリア・ナカムラ

オステリア・ナカムラ

ひさしぶりに「オステリア・ナカムラ」にくる。

on kanban

不思議なコトにココに来る日は、なぜだか雨の日。
予約したのはずっと前で、だから今日が雨の日なんてわかりはしない。
けれど今日も雨の日で、なぜなんだろうネ…、不思議な偶然。オモシロイ。

六本木の新国立美術館のほど近く。かつて閑静な住宅地だったであろう、静かな街の路地に面して小さなビル。階段上がってその2階。
最近、この界隈は再開発が盛んでまもなくバーニーズニューヨークまでがやってくるという。それを当て込み飲食店が次々、できていたりもします。
バブルの頃には有名なインクスティックなんてクラブがあって、六本木のディスコに飽きた人たちが逃げてきていた場所だった。
そんな頃から、ココはボクの遊び場でした。なつかしい。

on kitchen

ほぼ満席のニギヤカサ。
いつももらうのはカウンター。奥から大きな冷蔵庫。作業台にグリルがあって、フライパンを煽るためのガスの火口がそれに続いて、パスタを茹でるボイラーがある。
一番手前に盛り付け台。調理のすべての手順、手際に手仕事を間近に見れるカウンターの一等席を今日ももらって、さぁ、食事。

いつものこの席に座るとなんだかホッとします。
ホっとすると同時にお腹がグーッとなる。おいしい条件反射の如し。
流石にお店の中がニギヤカだと厨房の中も忙しく、テキパキ料理が作られお客様へと運ばれる。
ご主人、奥様、笑顔で仕事をこなす姿が明るくステキ。

 

on sanmaまず前菜をと季節の料理。「サンマと茄子のマリネ」をもらう。

てっきりサンマも茄子も両方、マリネになってる思っていたら「サンマと、茄子のマリネ」でござった。
サンマは開いて半身をこんがり焼き上げる。塩とほのかなスパイスで自分の脂が焦げて仕上がり香ばしく、身はバッサリと奥歯で潰れて旨みを吐き出す。

焼いた茄子を実をほぐしたら休ませて、だからトロンととてもなめらか。しかも甘くて軽い酸味が後味スキッとひきしめる。
それに葉っぱ野菜とトマトが一緒に添えられて、それぞれ別に食べるとそれぞれ異なる味で、その組み合わせで味わい、食感まるで異なる別の料理のようになる。

on gyusujiそれから温かい前菜をと、牛すじ肉の煮込み。

その名の通り牛すじ肉を煮込んだだけ。
味はほとんど塩味だけで、なのに肉の旨みがズッシリ。噛むとくちゃっと潰れる脂。肉はホロリととろけるようで、あぁ、肉だなぁ…、ってウットリします。
パプリカをピュレにし味を整えた薬味代わりのソースに、ハーブとチーズのソース。
風味をかえつつバクリバクリと。
そしてワインをグビリと飲んで、本格的にお腹が空いてくる感じ(笑)。

 

 

on pastaパスタを2つ。ひとつはココのスペシャリテ。カニとポロネギのタリアテッレ。もう一種類は仔羊のミートボールを使ったスパゲッティ。

タリアテッレは何度食べても唸るおいしさ。
角の立った手打ちパスタで、イカスミ練り込み味はズッシリ。しかも噛むとザクッと歯切れて、その断面が四角いコトを口全体が感じ取る。
口に散らかる感じがたのしく、そこにカニの旨みとネギの甘みがからんでなんとも味わい深い。

ミートボールにはビックリしました。細かく挽いた仔羊の肉。
ムチュンと前歯をくるみこむような歯切れ感。後から、後から、仔羊がもつ独特の草の香りが口に広がりウットリさせる。トマトソースがからんだ麺も羊の脂をまとってどっしり。癖あるチーズの香りも手伝い、ワインがどんどんすすんでく。

on kajiki

さてメインディッシュのまず魚。
カジキマグロのカツレツ選ぶ。

イタリア料理のカツレツが、好きで好きでしょうがない。特にカジキのカツレツはカジキの肉のサッパリとしたおいしさに、軽い酸味を帯びた後味。
オリーブオイルの香りにパン粉がカサカサ感の相性抜群。

カジキの肉はそのまま食べるとバッサリ乾いた感じがする。なのにこうしてパン粉をつけてあげるとそれが一層カサカサ乾いた感じ。
だからカジキがしっとりしているように感じる、おいしい錯覚。
レモンをタップリ搾ってトマトやルッコラお供にたのしく食べる。

on osso

肉も食べたいって、今日は食欲が止まらない。ひさしぶりにオッソブッコを選んでたのむ。

骨付き肉をコトコト煮込む。ナイフいらずで、フォークで軽く骨の周りをなぞっただけで、肉がホロリととれていく。
小さなお皿に移して今度はフォークの背中で軽く押さえる。
するとホロリと塊肉がほぐれてまるでコーンビーフのようになる。塩の旨みが肉のおいしさひきたてて、しみじみおいしく元気が出ます。
スプーンで骨髄なめながら、グリーンピースにポレンタと一緒に味わう。オゴチソウ。

 

on desert

ワインもいつしか瓶が空っぽ。それでも気持ちがお名残おしく、それで甘いものももらった。
最初はエスプレッソだけにしようと思っていたけど、今日のケーキもジェラートもイチジク使った秋仕様と、言われてそれは食べなくちゃ…、って。
ナッツをタップリくわえてザクッと仕上がるケーキに、ネットリ、焼けたイチジクが、口の中に散らかる生地をまとめておいしくしてくれる。
サイドに添えられたイチジクジェラート。これはイチジク以上にイチジクで参りました。堪能します。
お供の友人はマロンパフェ。ザバイオーネにアイスクリーム。栗の蜜煮をちぎってチラシ、焼いたメレンゲ菓子をタップリ。再びタップリザバイオーネで、それらを一緒に食べるとビックリ。クリームとろけてそれと一緒に焼きメレンゲがざっくり壊れて散らかっていく。
シアワセな夜。外はまだ雨、気持ち朗らか。鼻歌交じりに帰ります。

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コメント

  1. 浜崎朗子

    さかきさんが紹介されるお店の中で、一番行ってみたいお店がここ。今度チャンスがありましたら、さかきさんのブログを見まして!っと伺ってもよろしいですかー?

  2. サカキシンイチロウ wpmaster

    浜崎さん。
    サカキです。
    ぜひぜひ。ボクの名前をどんどん使ってください。
    そしてたのしいひとときを心置きなく楽しまれてくださいね。

  3. 浜崎朗子

    さかきさん
    ありがとうございます。お行儀よく、楽しんできますね。楽しみができました!

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      浜崎さん。
      ほどよくくつろいで、マダムナカムラのゴキゲンなサービスを堪能されてくださいね。

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