エコノミ焼きに「きしめん尾張屋」の冷やし胡麻だれ

ホットプレートをテーブルの上にドンッと置き、晩ご飯をそこで作って食べることにする。
カジキマグロの分厚い切り身が売られてて、塩と胡椒で下味をつけ粉をはたいてオリーブオイルでこんがりと焼く。中火でじっくり時間をかけてふっくら焼くとこれがおいしい。レモンで十分味が整う、よき前菜。茄子に玉ねぎを焼き食べて、それから肉。えのきとピーマン、ソーセージと並べておいて黒毛和牛のほどよく脂ののったところをササッと炙る。肉を焼いてる間、ずっとソーセージとエノキを焼く。特にエノキは焦げる寸前まで焼いてくとコリコリザクザク歯ざわり痛快、味はスルメのようになってく。堪能します。

それから〆にお好み焼き。お好み焼き粉を使って作る。
ザクザク刻んだキャベツをたっぷり。それからもやし。太いもやしのヒゲと芽をとり茎の部分だけ細かく刻む。ちょっと大きめの米粒くらいの大きさに刻んだものをふた握り分ほど。粉をはたいて水気をとって休ませ使う。
それからなると。竹輪を刻んで、ネギをたっぷり。
粉に玉子を一個落として、水を少々。練らぬようにざっくりあえて、ホットプレートの上にポトッ。散らからぬよう箸で丁寧に形を作って、中火でジリジリ。
焼きつつ上に豚バラ肉の薄切りを貼り付けなじませながら、またジリジリと。小さな泡が生地とプレートの間からフツフツ滲んで出てきたとこでヒックリ返しまたジリジリ。
豚バラ肉の脂がじわじわ、プレートを濡らしはじめた頃合いでひっくり返して豚の脂でカラッとこんがり焼き上げる。肉の脂が焼ける匂いにウットリしながら5分ほど焼き出来上がり。まな板に一旦とって包丁で切る。

カラッと揚がるように焼けた豚バラ肉に、刃をあて壊さぬように細かく前後に動かしながらザクッとひと切り。
縦に3回、横に3回切り目を入れて16切れに切り分ける。
お皿に移してソースに芥子マヨネーズ。削り鰹をフワッとちらして出来上がり。
粉物というよりこれは野菜物。
ザクザクとしたキャベツの食感。緑の香りと甘さが広がる。
もやしはサクサク、空気をたっぷり含んで軽やか。口の中をみずみずしくする。
うちでお好み焼きを焼くときはこれでもか…、って練り物を入れる。じゃこ天なんかが入ると一番なんだけど、今日はナルトと竹輪で済ます。クニュクニュムチュンと食感なめらか。野菜の食感引き立てて、風味もよくなる。

そう言えばボクの祖母は洒落っ気があって、話のオモシロイ人だった。
なにか質問すると負けん気が強かったのか、サービス精神旺盛だったからか絶対答える。例えばお好み焼きを食べていたとき、なんでこれをお好み焼きと呼ぶの?と聞いた。
大阪の人はみんなケチ。冷蔵庫の中のありあわせのものを刻んで粉と混ぜ焼いたら立派な料理になる。こんなエコノミーな食べ物はないでしょう…、って自慢するためエコノミー焼きって名前をつけたんだよと、あまりに説得力があって、ボクはずっとエコノミー焼きがお好み焼きの語源だと信じ切ってた。なつかしい。

日曜の昼は近所の尾張屋。最近ずっとカレー南蛮そばを迷わず注文してた。けれど今日は熱い一日。
冷たいものをとはじまったばかりの胡麻だれきしめんにした。
茹でて冷やしたきしめんに胡麻だれたっぷり。甘辛味に煮込んだ豚肉、カニカマ、わかめに茹でほうれん草。刻んだキュウリを飾って仕上げる。
もっちりとしたきしめんにポッテリとした胡麻だれからんで滋養満点。タンパク質に野菜もたっぷりとこれから食欲が細る夏場に向けてのゴチソウ。
友人はいつものようにかつ丼たのんだ。開店直後のカツ丼はカツが揚げたて。サクサクカリカリ、パン粉衣が前歯をくすぐる感じもゴチソウ。特別注文つけなくても玉子硬めにしてくれるのがありがたくってオキニイリ。

 

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