ウドンデモテナス、スシデモテナス

水曜の夜は都城の町外れ。山の中にある温泉旅館で若い人たちと未来を語る。昔若い人たちと話をすると明るい未来や夢をみんな語ったもので、けれど最近は、人手不足と夢の天秤の間で悩む。大変だなぁ…、と思って昨日は飲んで寝て、その勉強会に出ていたひとりの店を訪ねた。
高原(たかばる)という街にある「豊味うどん」というセルフサービスのうどんのお店。
食券を買い、カウンターで注文をして番号札をもらう。おかずがテーブルに置かれていたり、サービスのサラダや惣菜がショーケースの中に並んで、それを食べつつ待つ仕組み。取り放題のおかずの中の、刻んだ昆布の佃煮が思いがけずもおいしく、食べる。

セルフサービスレストランというのは、これから飲食店の主流になっていくんでしょう。
人手不足がセルフサービスを加速する。
おいしいものを手軽に、気軽に食べたいと思うお客様の気持ちがセルフサービスを受け入れる。
その傾向はおそらく止まらぬ。
とまらぬどころか、今まで「無理」だろうと思われていた業態、業種や場所で普通に取り入れられるようになるシステム。
…、とボクは思ってる。

山奥です。
生産者市場のかたわらにあって、だからお客様のほとんどは近隣の農家の人やお年寄り。
一昔前であれば、お年寄りにセルフサービスを受け入れられないって思われていた。
ラーメン屋さんなんかが先払い制にした途端に売上が下がってしまう…、なんて言われていたから「食券販売機+セルフサービス」とお年寄りの相性は悪いとずっと言われてた。
でも今ではこうして当たり前。おばぁちゃんたちが嬉しそうにサラダや惣菜をとっているのを見ると、お客様って案外柔軟で、お願いすれば飲食店にやさしい存在になるんじゃないか…、って思ったりする。

5分くらいは待ちましたか…、番号呼ばれてうどんを取りに行く。
一昨日の夜に熊本のウエストでたのんだうどんと同じうどん。
肉うどんにごぼ天追加したうどん。
これまたなめらか、やわいうどんでトゥルンと喉の奥へとスルリと流れ込む。
汁も甘くて旨みが強い。
肉の香りに出汁の風味が口に広がる。九州のうどんは汁を味わうためにあるうどん…、ってココでもしみじみ思って味わう。
汁に溶け出す油の風味。天ぷら衣が汁を飲みこみ、ふっくら膨れてとろけるおいしさ。七味の代わりに柚子胡椒が用意されててそれが自家製。柚子の香りが鮮やかで辛味はおだやか、出汁の甘みを引き立てる。悪くはないです。オゴチソウ。

 

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それから車で少々走り都城の街に出る。
ひさしぶりに「うお佐」という日本料理のレストランに夜。
お父さんの代に寿司屋さんをやっていた会社。もっとたのしく、もっと手軽に寿司を楽しむことができるようにといろんな工夫をいままでしてきた。
寿司屋さんから、寿司がおいしい日本料理の気軽なお店になってお店を増やした。けれどちょっと気持ちを抜くと「日本料理のお店の寿司」が商品として出てしまう。
お客様は「寿司屋の寿司が気軽に食べたく」て店にくるのに、そうと思えぬ寿司が提供されてると期待をそがれる。それじゃぁ、本末転倒でそれで最近、寿司だけで満足してもらえるようにとこんな商品を出してるんです…、と。なるほど寿司屋のカウンターがテーブルの上にやってきた!ってそんな感じに感心します。原点忘れぬ努力はステキと思って帰る。また来よう。

 

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