イブの一日、ポトフを昼にパエリアを夜に

イブの一日。用事がいくつかあってせわしない。ランチをちゃちゃっと済ませましょうと、地下鉄移動の前に近所のサイゼリヤ。ポトフを食べたくなったのでした。
手間がかかっているわけじゃない。耐熱性の器にじゃがいも、玉ねぎ、にんじんを入れてグリルベーコンと一緒にコンベクションで加熱しただけ。シンプルだけど素材それぞれの味がいきいきしていて食べやすい。オリーブオイルを注いで風味を整えお腹を芯から温める。
それからパスタ。海の幸のトロフィエっていうのをたのむ。
「かんなくず」が語源のパスタで、その通りかんなくずがクルンと丸まったような形をしている。クニュクニュしていてソースがからみやすいのでいろんなソースで味が整う。これはクラムチャウダー味でチーズをたっぷりかけて食べると味がキリッと引きしまる。

日本ではイタリア料理の専門店でもあまり扱わないショートパスタ。それをあえて使うところに、サイゼリヤというチェーンの攻める姿勢を感じる。生まれてはじめてトロフィエを食べた場所がサイゼリヤ…、ってそんな風に言われるお店ってかっこいいなって思ったりする。
気軽な値段だからできる冒険。今の日本の飲食店には冒険が足りなくなっているからこういうことはありがたい。
いつものように小エビのサラダ。胡椒をたっぷりかけて大人味。辛味チキンの骨をしゃぶってイブをことほぎ、それにしてもなんでこれが「辛味」なんだろうと不思議に思う。粗挽きソーセージを刻んだ玉ねぎ、ピーマンをピュレ状にしたソースをつけてシャキシャキ食べる。オーブンで焼いて仕上げたじゃがいもが案外おいしく腹満ちる。

夜、家で料理を作る。
まずはステーキ。お歳暮で頂いた上等な肉をこんがりと焼く。
ニンニクをフライパンに敷き詰めて、その上に肉をのっけて焼いていく。
ニンニクが焦げてきたらヒックリ返しまたこんがりと焼いたらそれをアルミホイルで包んでフライパンの予熱でしばらく休ませる。
ざっくり切ってルッコラのオリーブオイルあえと一緒に味わい食べる。肉の繊維がきめ細やかで脂がほどよく肉の旨味の強いコト。塩と胡椒だけで十分味が整い満たされる。
ホットプレートに生米入れて、出汁にサフラン、ニンニクを注いで炊いて仕上げたパエリア。タラに牡蠣、エビにパプリカ、アスパラガス。アサリをたっぷり具材にしすべての旨味を吸い込み炊けたご飯のおいしいコトにウットリ。

じゃがいもを固めに茹でてベーコンの脂とローズマリーと一緒に炒めたローズマリーポテトを添える。
ついでにすき焼き用にと買っていた下仁田ネギの白い部分を塩にくぐらせホットサンドイッチメーカーのバウルーに入れて焦がして焼いた。オリーブオイルをかけて食べると芯の部分はとろとろで、甘くてねっとり。冬のゴチソウ…、ニッコリします。
ちなみに焼いたお肉は徳島の黒牛の肉。脂がとろけるようで調理人の腕いらず。パエリアのお供に使ったのが旧フランス領アフリカで広く使われる辛味調味料、アリッサで、クミンシードの香りにパプリカの香りに酸味。赤唐辛子がビリビリきいててエキゾチックでなんともおいしい。
資生堂パーラーのいちごのケーキを〆にする。いちごとスポンジ、生クリームだけ。余計や奇抜なことは一切しないスタンダードがいいなと思う。オキニイリ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。