イノダコーヒ、透ける朝日に一塊の砂糖

寝坊しました。今日の出張準備で夜更かししたのがその理由。
幸い午前中の予定がない日で、ゆっくり家を出て移動。東京駅の大丸百貨店に出店しているイノダコーヒで朝にした。
百貨店の中にありつつ優雅な空気がただよう空間。赤いビロードのカーテンに同じ赤色の張り地の椅子。マホガニーのテーブルに天井から下がったオレンジ色の照明。豪奢な感じのインテリアが優雅な舞台。
その舞台の上を背筋をのばしてゆったり、サービスをするスタッフの笑顔や姿が優雅な彩り。波打つ形のカウンターが隣の人との感覚をほどよく保ち、プライバシーを感じるしつらえ。開店と同時というのに待ちかねたようにお客様がやってきて、それでものんびりした空気が壊れぬところがまたステキ。

ミックスサンドをたのんで食べる。
実はちょっと迷った。
分厚いグリルドベーコンがのっかったビフカツサンドかBLT。
どちらもゴチソウ。
ここのベーコンは脂がのってて本当においしく、しかもパンはトーストされてる。
でも朝のことです。ふっかりとしたパンでお腹をやさしく満たしたくってそれで焼かないパンを使ったミックスサンド。

楕円形の洋白のお皿にのせられやってくるのがいかにも喫茶店のサンドイッチっていう感じで、しかもレースペーパーがお皿に光の模様を描く。食べる前からもうおいしい。あしらいに添えられているパセリの葉っぱがたくましく、緑の匂いが漂ってきて目をさまさせる。

サンドイッチのお供はアラビアの真珠。
ここで一番人気のブレンドで、たのむとお店の人がなにか質問しようとする。
ブラックで飲むのか。
ミルクや砂糖はどうするのか?という質問とわかっているから、質問の前に「砂糖とミルクを入れて下さい」ってお願いをする。
おなじみさんな気分に浸る。
ミルクはたっぷり。砂糖はほんの少々で、この甘みはミルク由来かそれとも砂糖で甘くしたのか舌が迷う程度の甘み。すっきりとした苦味が際立つ。

スプーンに小さな角砂糖が一個乗せられ、好きなタイミングで溶かして飲んでというメッセージ。3分の1ほど飲んで砂糖を溶かす。こんな小さな砂糖一個でびっくりするほど甘くなり、しかも酸味が膨らんでくる。いつも感心…、オモシロイ。

さてサンドイッチ。ハムに玉子に野菜が並ぶ。関西のお店なのにたまごサンドが卵焼きじゃなくたまごサラダというのが不思議な感じ。しかもたまごサラダはかなりゆるめでやわらかで、パンからはみ出し垂れ下がりそうになる。そうはさせじと息を吸いつつパクリ、パクリと食べていく。
ハムも野菜もたまごサラダも味のほんの最小限で、素材そのものの持ち味をたのしむ趣向。塩をパラリとふると劇的に素材それぞれの味が際立ちはっきりとする。ちょっと贅沢な値段の朝。今日も一日ゴキゲンに。

 

関連ランキング:カフェ | 東京駅日本橋駅大手町駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。