アンハサウェイが、怪獣になってソウルを救う

映画を觀ます。シンクロナイズドモンスターっていう映画。

彼氏に捨てられ生まれ故郷に戻ってきた主人公。
その主人公がとある理由で、彼女と動きがシンクロしちゃう怪獣を出現させて大騒ぎ…、って、奇抜な内容。
先が読めないたのしさがある。
ただ、困った映画でもあるんですネ。「これは何映画なんだろう…」と思いはじめると、適当な棚が見つからず気持ちがそわそわしてしまう。

怪獣映画でもある。
SF映画でもあると同時に、ラブコメでもあり、ドメスティックバイオレンスモノでもあり、ストーカー絡みのサスペンス映画でもある。
アルコール依存症から立ち直ろうとする人たちの葛藤を描いた映画のようにもみえる。いろんな要素がちりばめられていて、どんな映画のようにもみえてそれが先が見えない理由のひとつでもある。

特定の時間。特定の場所に主人公がいくと、遠く離れたソウルの街に怪獣が出現してしまう。
主人公はアン・ハサウェイです。
彼女。いい女キャラを捨ててからなかなかいい味を出す女優になったというとこは、沢口靖子にそっくりで、今回は「あらゆる面で酒癖の悪く、男に捨てられてしまった失業女」を見事に演じてる。情けなくってゲスな女です。
そういうゲスな女にはゲスな男がやさしく近づく。
それが彼女の幼馴染。やさしい言葉をかけられると、ホロッと気持ちが動いたりして、ラブコメタッチになっていく。そんなときのアン・ハサウェイはどこかメグ・ライアンに似て見える。
ところがそのゲスな幼馴染が、危険な関係のグレン・クローズよろしく、執拗で陰湿で偏執的だったりするのですね…、かなりドロドロ。話はどこに向かっていくかわからぬままに、ズンズン進み、あんなこととかこんなこととかが起こって最後は、アン・ハサウェイがソウルの街を救うのです!

かなり好きな映画でした。七面倒臭いことを考えないでただただ物語が語るものを、語るがままにたのしむことが好きな人であれば必ずたのしんでもらえるんじゃないかと思う。
ただ、宣伝もしてもらえず上映館も少なくて勿体無いなぁ…、ってちと思う。
ところで…、彼女は彼を捨てるのだけどそのときの三行半の言葉が「あんたのちっぽけな世界には付き合えないのよ」という言葉。誇り高い男の尻子玉を抜くのにこれほど強烈で効果的な言葉はないわな…、と、感心しました。勉強す(笑)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。