アルファルファでお腹が満ちるシズラーな昼

野菜を食べたい。それでシズラー。
開店時間の10分後ほどにきたのだけれど、ほぼ満席という盛況ぶり。
入り口すぐそばのテーブルもらってめでたく着席。直後に待ちのウェイティングと、幸先の良いお昼のご飯。
メインを注文するとサラダバーがついてくる。
…、というか、サラダバーだけというメニューもあるからサラダバーレストランだけど、グリル料理のメインを追加することができるという方が業態説明としては正しいのかも。
どちらにしても、出来たての方が美味しいものが厨房からやってくるというのはうれしいサービス。それにしてもご婦人方のお皿への盛り込み具合の容赦なきこと。野菜だから体によい…、という気持ちが食欲のレバーをフルスロットルに押し込ませてしまうのでしょう。オモシロイ。

アルファルファの山を作って、周りにあれこれ。
桃カブっていうのがあって、カブなんだけど桃のようにもみえる野菜。
食べるとたしかに食感は熟れる前の若い桃。なのに味はカブというオモシロさ。
ヤングコーンにシュレッドハム。
茹でた枝豆にスイートコーン、グリーンゴッデスドレッシングをかけて味を整えモサモサ。口の中をみずみずしくする。

トロピカルアイスティーにオレンジジュースをちょっと混ぜ、デザート用のオレンジを一切れ浮かべて喉のゴチソウ。
厨房から運ばれるランチタイムのサービスのチーズトースト。
サクサク歯切れて焦げたチーズがカリッと崩れる。クラムチャウダーにソーダクラッカーを砕いてちらす。ココのクラムチャウダーはおいしかったんだけど、ひさしぶりに食べたこれにはコーンスターチがタップリ入って、トロトロスベスベ。お湯を注いで仕上げるインスタントスープのようでちょっとげんなり。しょうがない。

メインを2つ、分け合い食べる。
一つは豚肉のロースのグリル。
ほどよき厚さの豚肉で、こんがりしっとり焼けている。
ナイフを当てるとスパッと切れて、噛むとサクッと歯切れてきめの細かな繊維がほぐれる。やさしい旨みに香ばしさ。とても繊細で上品な味にウットリします。
マッシュポテトをサイドに選び、今、キャンペーン中のカラマリフリットを盛り合わせにする。
ポッテリとしたバターまみれのマッシュドポテト。サクサクムチュムチュ、食感たのしいイカのフリットとどれも好物…、オキニイリ。
もう一種類のメインはスペアリブ。
骨と骨の間にナイフを入れ切り離し、指で摘んで歯を当てる。するとスルンと肉だけきれいに剥がれて口の中へとダイブ。甘いバーベキューソースと一緒に肉がとろけて、後には骨が残るだけ。フレンチフライも揚げたてでサクサクホクホク、なかなか旨い。

ココにくるとなぜだかアルファルファを大量に食べたくなっちゃう。
最初の一皿もアルファルファを真ん中にどっさり。
ふた皿目もアルファルファをお皿の真ん中にドンッと置き、豆腐に千切りにしたレタスに刻んだ玉ねぎパラリ。ミートソースをかけて味わう。ピカンテ油もかけまわし、豆腐とミートソースを一緒に食べると冷たい麻婆豆腐を食べてるみたいな不思議な感覚。ミートソースがかかるとアルファルファが、パスタのような感じになるのもオモシロイ。
…、で、調子にのってもう一皿。アルファルファに枝豆、シュレッドハムにカニカマとセロリのサラダ。茹でたリングイネをほんのちょっとだけ。ミートソースにハラペニョ、それからタコチーズ。グシャグシャにして食べると何を食べてるのか頭が混乱しながらそれでも美味しく感じる。オモシロイ。
ソフトクリームに小さなシュークリームをひとつのっけて熱いコーヒーと一緒に食べて今日の〆。かならず最後にもってきてくれるミントキャンディーがビリリと辛くてお腹がスッキリ、満たされる。

 

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コメント

  1. 一杯調子

    サラダバーという存在は、その昔に祖父に連れられて行った六本木のビクトリアステーションで初めて体験し、お肉もさるものながら子どもだった私でもサラダバーにわくわくした思い出があります。
    30年前に60代であった祖父がなんでそんな店を知っていたのかはもう今では謎でありますが、サカキさんのシズラーのお話を見るたびに何となく思い出されてきます。ありがとうございます♪

    • サカキシンイチロウ

      一杯調子さん
      ビクトリアステーション。ダイエーがアメリカから日本に連れてきたピカピカのローストビーフレストラン。ボクの父も大好きな店のひとつでした。
      ここに来ると豊かな気持ちになれるんだ…、って。
      30年前といえば、そんな父も50代。一杯調子さんのお父様ともしかしたら同じ何かを感じていたのかもしれませんね。

  2. きょうちゃん

    サカキさん初めまして
    ほぼ日の記事のサカキさんの文章のファンで毎週楽しみに読んでいるのですが
    こちらのブログに最近出会い楽しみがひとつ増えました。

    シズラー!30年ほど前にグァムで出会い感激した思い出があります。神戸で一度行った記憶があります。
    日本にもまだあったんですね。

    ビクトリアステーション!
    ヒルトン大阪の地下にあったお店が大好きでした。
    まさに豊かな気持ちになれるお店でした。
    また行きたいなあ。

    そして初めてサラダバーに出会ったのは小5のときニューオータニ本館の回転するレストランのビュッフェでした。(そこもこのブログで再会!)

    ワクワク嬉しい気持ちを思い出しました。
    ありがとうございます♡

    • サカキシンイチロウ

      きょうちゃんさん
      はじめまして。ヒルトン大阪の地下のビクトリアステーション。場所も特別ならばお店も特別でしたよね。あのフロアーには飲茶のオシャレのお店もあったりして、大阪ってまさに食い倒れの街!って関心したものでした。
      たのしいコメントありがとうございます。
      こちらでも、よろしくお願いいたします。

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