アサンドイッチにヒルジョジョエン

朝、サンドイッチをつくって食べる。
いつもとちょっと違った感じで作ってみようと、玉子を焼いた。
砂糖で甘くし、塩と胡椒で下味つけて、刻んだパセリにミルクをくわえる。
よく溶き焼くも、ミルクを多めにいれちゃって途中でくずれてスクランブルエッグ的になっちゃった。
食パンの上において形を整えて、ケチャップぷちゅりで十字に切った。
きめの粗目のボッソリしたパン。
ふっくら焼けた玉子と一緒に口でとろけて消えるおいしさ。
もう一種類。
ツナのオイル漬けにキュウリを刻んでたっぷりいれて、胡椒をたっぷり。マヨネーズ和えにしたのをパンにのっけて同じく切る。
ツナのおいしさ。シャクシャク奥歯で潰れるキュウリのみずみずしさとこれまたパンがとろけておいしい。
パンを焼かずにサンドイッチを作るというのが珍しく、しかも新宿御苑の近所の「ラ・バゲット」っていうパン屋さんのパンのざっくり、粗くて甘くていつものサンドイッチと違った仕上がり。パンの存在感が弱い分、挟んだ具材を手づかみしながら食べてるみたいな感じがたのしい。朝ご飯。

無性に肉を食べたくて、昼を叙々苑。
家の近所の小さな店でこの街に引っ越してきたときには、なんでこんなとぼけた街に高級焼肉店の代名詞のようなこの店があるんだろう…、って不思議に思ってた。
そしたらこれが案外流行っているんです。
特にランチタイムはとても人気で、今日なんてやってきたときは満席。30分ほど時間を潰して戻ってきたら二回転目のお客様でまたほぼ満席というニギヤカサ。
高級だから選ばれているのじゃない。
安心だから選ばれているのでしょう…、叙々苑というブランド力のすばらしいところ。

手軽なランチメニューがあるのも功を奏しているのでしょう。
例えばビビンパ重なる商品。
お重の中にご飯、プルコギ味に仕上げた牛バラ肉に千切り大根の酢漬け、青菜ともやし、ゼンマイのナムルがキレイに並んでくる。
ビビンパではなくあくまで「お重」。ちょっと丁寧、気取った感じがするのがステキ。
キムチにカクテキ、わかめスープにサラダがついてひと揃え。
それにしてもやっぱりココのサラダはおいしい。レタスにサニーレタス、それからキュウリ。キュウリは皮をキレイに剥いて、白いところだけを使うというこの入念。塩と牛骨スープと脂。野菜を食べてるはずなのに、不思議な満足感がある。

せっかくだから肉も焼きます。
一つは牛たん。
「すだれ牛たん」という料理。
塩ダレを揉み込んだ牛たんで、ドサッとお皿に盛り込まれている。
一枚一枚、網にのせて焼くのだけれど、たんのいろんなパーツが一緒に盛り込まれている。だからちょっとお値打ち値段。
いわゆる端材というような感じで、けれど一度にいろんなタンの味わい、食感をたのしめる。ザクザクがあったりコリコリがあったり、あるいはムッチリがあったりとたのしい商品。

それから壺漬けカルビを焼きます。
壺の中にギッシリいろんな素材がタレに浸かって入ってる。
長細く切り出し、切り目を細かく入れたカルビの肉。
エビに玉ねぎ、ネギにししとう。串に刺したニンニク、コーンに栗と盛りだくさん。肉は焼いたらハサミでジョキジョキ切って食べるという趣向。
長細いとは言え塊のまま焼く肉は、表面こんがり、脂が焦げて香ばしく歯ごたえがっしり。芯の部分はレアといういい状態に仕上がっていく。

噛むとジュワッとタレが滲んで脂の甘さがとろけてく。
そう言えばこれって普通のお重じゃなくてビビンパだったんだ…、と食べながら思い出す。ビビンパなんだから混ぜて食べなきゃ。それでまずはコチュジャンもらって、スプーンでガシガシ混ぜてやる。
不思議なコトに、丼やボウルの中でガシガシ混ぜるのにはまるで抵抗がないのに相手がお重だと思うとお行儀悪く感じてしまう。ちょっとした背徳感にドキドキしながらそれでもガシガシ。お重の中のすべてをまぜて、渾然一体をたのしみ食べる。
日本人が感じるご飯に対する尊厳が、あっという間にこわれて口をニギヤカにする不思議なゴチソウ。オモシロイ。

 

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コメント

  1. かっち

    相変わらず、サンドイッチ美味しそうですね!
    サカキさんの文章からも、体に優しそうな美味しさが伝わってきます^^
    ツナサラダは、梅わさび+みりんマヨネーズで和えるのもお勧めです。
    ただ、パンとの相性は未知数ですね…。
    もし宜しければ、気が向いたときにでも、何かの機会にお試しくださいませ。
    (えびと温野菜のサラダの食べ方としてハマってしまったので、仲間が欲しいのです(笑))

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      かっちさん
      梅わさびとみりんマヨネーズ。
      酸味と辛味、甘みと旨みがそろってたしかにおいしそう。これに苦味が揃えば味覚の五味が全て揃うコトになりますね。ならばパンをトーストして、苦味を与える。
      いいかもしれません。

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