アサンドイッチにちくわパン。口裂け女 in LA

今週は一週間が早かった。
今日は土曜日。サンドイッチを作ってはじめる。
昨日、パンを買いにデパ地下に行き、トロワグロのパンブティックでひさしぶりに「オニオンチーズブレッド」が目についた。
ふかふかのパン。
中にチーズとハムを練り込んでチーズをのっけてこんがり焼いたそのまま食べて十分おいしい調理パン。
タナカくんもボクも大好物であるとあるだけ食べちゃう危険なオキニイリ。半斤買ってそれでサンドイッチを作りましょうと工夫する。
まず薄切りにスライスするも、これがなかなかにむつかしい。
そーっとそーっとナイフをあてて、ゆっくりスライス。
それをフライパンで軽くあっため、たまごサラダを薄っすらと塗る。上にマルチスプラウト。ケールやブロッコリ、アルファルファの芽を水耕栽培したのがあって、それをちぎってふっくらのっける。たまごサラダを塗ったパンで蓋して2つに切り分ける。
おいしいよ…、ふっかりとしたパンの生地は甘くてやわらか。チーズとハム、焼けたチーズの香りもおいしくしかもそこにぽってりとしたたまごサラダとシャキシャキとしたスプラウト。軽い食感であっという間にお腹におさまる。土曜の朝のオゴチソウ。

昨日かち割り氷を買いに行ったファミリーマートでちくわパンを発見しました。
一時期ちょっと流行ったことがあって、新橋駅のパン屋さんのがおいしいからってわざわざ食べに行ったことがあったほど。
手のひらサイズのふっくらとしたパンの真ん中にちくわが一本。
細めで穴にツナのマヨネーズ和えが詰め込まれてる。
パンはフワフワ柔らかで、ところがちくわが案外頑丈。噛むとプニュンと縮こまり、中のツナが反対側からニョロリと噴き出す。吹き出さぬよう指で穴を押さえてパクリ。
プリプリとしたちくわの食感が面白くって、ツナとちくわの相性も良い。
それにしても最近のパンは本当に甘くてやわらかい。そのうち顎がなくなりそうな感じさえする、どうだろう(笑)。

夜は家で簡単に。ちょっと上等な和牛の切り落とし。薄くスライスしたのがあってすき焼き味にちゃちゃっと炒める。輪切りの赤唐辛子を多めに入れてピリ辛味に仕上げて一緒に素揚げのししとうをあわせて食べる。ししとうの緑の香りと軽い辛みが肉の脂をおいしくさせる。
聘珍樓の生春巻きを揚げてみたくて買ってきた。見切り販売でやすかったので(笑)。揚げ物を作るのはちょっと苦手でどうなることかと思ったけれど案外上手に仕上がって、揚げたてのパリパリプリンな食感にウットリしました。これからいろいろ試してみよう。
野菜も食べなきゃとレタスの葉っぱをジャジャっと炒める。そこにイカの塩辛を入れ、ニンニクと赤唐辛子の輪切りで完成。塩辛の旨味と風味が中華料理を食べてるみたいな感じにさせる。よくできた。

アマゾンプライムとかNetflixのようなストリーミングサービスのいいところといえば、基本、見放題だから劇場に言ったりDVDを借りてまでは絶対観ないだろう…、って作品も気軽に観れちゃう。
そして中には掘り出し物があって、例えば先日見た「口裂け女 in LA」って作品。

口裂け女がロサンゼルスにやってきた…、という題名通りの映画です。
ただ日本人の映画監督4人がそれぞれ一編づつ撮ったオムニバス形式。
口裂け女のエピソードを中心に、こっくりさんや陰陽師なんかがテーマの物語がシームレスにつながる。
ホラー映画としてみると怖くないことにイライラする。
けれど、コメディーとしてみるとこれが極上。
そもそも怖さを追求していくと「痛さ」に向かうか「笑い」に行き着く。
血がどばーっとかっていうのはあんまり好きじゃないから、笑えるホラーは大好物。

高温多湿の日本ではジメジメしていた口裂け女も、ロサンゼルスの空の下ではあっけらかんと乾いた怖さでちょっと笑える。
こっくりさんに打ち興じる女の子たちはメイドカフェのメイドさんたち。
その彼女たちを襲った謎を解決しようと一生懸命がんばるのは、世界共通、汗っかきなヲタクな男子。
藁人形を真っ昼間の砂漠の枯れ木に打ち付けるシーンなんて、いいセンスしてるなぁ…、ってただただ見入った(笑)。

公開2016年。
日本映画だけれど英語の映画で、なのに後半、ほぼ日本語というこれがインターナショナルでグローバルなことなのかもねと感心しました。オキニイリ。

コメント

  1. らら

    土曜の朝のサンドイッチ、毎週楽しみです😄
    こんな時間に見てしまって空腹感がえらいことに…

    • サカキシンイチロウ

      ららさん
      今週はどんなサンドイッチにしようかと考えるのがまたたのしいんですよね。
      お腹すかさせちゃってごめんなさい(笑)。

  2. タヌ吉

    またまたメインディディッシュな料理テーマよりも、デザート部分のB級ホラーに喰いついてしまいました。
    この作品わざわざリリース日にTSUTAYA店舗にてレンタルした記憶があります。(^^)
    今となってはどんな作品だったか細部をハッキリ覚えてないくらいなんですが。

    でも、B級ホラー(ホラージャンルに限らずですが)は、名作・大作ものと違って、凡百な駄作前提で視聴する数十本の中に意外なマイフェヴァリットなお宝を発見できる時があるからやめられないんですよね(^^)

    料理以外でこんな暑苦しいコメントしてすいませんです。

    • サカキシンイチロウ

      タヌ吉さん
      例えば「残穢」ってホラー映画。
      ボクはもう50回以上は観てるでしょうか。セリフがすっかり頭の中に入るほどに見返しているのに、見るたび新しい発見があるんです。
      ホラー映画って、見ると忘れてしまう。だからもう一度見たくなる。見るたびに新しい楽しさを発見して、でも見終えると忘れてしまう。
      それが魅力なのかもしれません。
      ちなみにこの映画も今見返して、多分新鮮な気持ちで見る自信があります(笑)。

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