アサンドに赤ペン先生が校正したいきなりステーキ?

土曜の朝にサンドイッチ。
タナカくんが大好きだった高島屋の地下の紀ノ国屋。
ぼんやり歩いていたら珍しいドイツ風の胚芽パンを売っていた。
頑丈なパン。長い時間、包まず放置しても乾くことがないみっちりとした、きめのパン。
つまりこれで作ったサンドイッチはすぐに食べなくても味、食感がかわらない。のんびりと、休み休み食べることができるから朝からワインを飲みながら大切な時間を無駄遣いする贅沢な朝のお供にピッタリ。
彼がこのパンを買う。
ボクはお供のリースリングを買って帰るというのが、これを見つけたときの決まりになってた。
今日はさすがにリースリングはなし。
ドイツ風のポークソーセージを薄切りにしてもらいマリボーチーズとレタスでひと組。ゆで卵とツナの缶詰をマヨネーズ和えにしたのを挟んでもうひと組。それぞれを3切れにしてお皿に並べて、のんびり時間をかけて味わう。
お供はアールグレイのお茶にした。ポットに差し湯を3回ほど。ざっくりとしたパンがボロリと前歯で崩れ、具材と一緒になってねっとりとろけていくのをたのしんだ。そういえば、ピクルス買うのを忘れたネ…、って笑ってつぶやく。買っくネ。

大阪から友人が仕事で東京にいる。
四ツ谷のホテルでいるからと、お茶を飲みのみ情報交換でもしましょうか…、とあってたのしく話をじっくり2時間ほど。
また会いましょうとわかれてそのまま四ツ谷で昼食。ステーキザファーストっていうお店に来てみる。
イタリア料理のサルバトーレがやっている店。
量り売りにも対応します…、といういきなりステーキみたいな感じのシステムで、けれどクラフトビールが用意されててお酒もたのしめるようになっている。レンガ造りのブルックリンスタイルとでもいいますか。いきなりステーキのインテリアに似ていいるようにも感じてけれど、細かな意匠やお金の使い方はまるで別物。ステーキをおいしく感じる雰囲気はこう作るもんなんだよ…、って赤ペン先生が笑っているような感じがたのしい。

サイド商品が充実しているのがうれしいところ。
よく考えたなぁ…、って感心するのが「デトックスサラダ」。
葉っぱ野菜とハーブをオリーブオイルと塩、レモン果汁でドレスしただけの言ってみればグリーンサラダ。
それをデトックスと呼んでしまったところが心憎い。
サルバトーレっていう感じ!
フレンチフライがおいしいところがオキニイリ。細くてザクザク。油の中でじゃがいもが自分の中の水分を徹底的に吐き出して、小さな穴が無数にあいて仕上がっている。
口に入れた瞬間はザクザク砕けていくのだけれど、じゃがいものデンプンがネットリとろけて、塩と甘み、旨みが交互に口の中に広がっていく。ふりかけられている黒い粉はトリュフ塩。確かにトリュフの香りもするのだけれど、そんなことより油とじゃがいもが奏でるおいしい香りにウットリ。

メインのステーキ。アルゼンチン産のサーロインを300g。
焼き加減はお店におまかせ。注文をとるときにワザワザ聞いたりしたないところが潔く、大きさよりも厚さにこだわったカットの肉が鉄板の上にドスンッと置かれて、熱々に焼けた石が置かれてそれで好みの焼き加減にして食べる。
ザクッと切れる。断面はほどよく芯がロゼ色で、でも全体的に白っぽい。南米の牛さんの肉に独特のさっぱりとした味わい、痩せた脂にほどよく歯ごたえ。なかなか旨い。刻んだにんにくを沸かしたオリーブオイルで焦がしたソースをまとわせ食べる風味がましておいしい。
筋や脂を取り除きつつ食べやすいようにしてパクリ。あっという間に300gがお腹におさまり、けれどやっぱりここで一番おいしいのってフレンチフライ。オゴチソウ。

 

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