「ゆでた玉子が+50円」

今日はちょっと打ち合わせ。新宿に来る。
さぁ、どこで朝食にしようかと、新宿の街をちょっとブラブラ。
体育の日らしい日と言えばいいのか、10月というのに朝からあったか。
街を行き交う人の装いが夏秋入り混じっているのが不思議。
オモシロイ。

エクセルシオールカフェの朝食メニューが偶然目に入る。
トースト、サラダにクロワッサン。
ハムとチーズのサンドイッチとメニューは昔と変わらないようにみえるんだけど、表現方法が随分変わった。
かつてはセット価格が500円とか600円とか。10種類ほどの指定された飲み物の中から好みをひとつ選んで組み合わせる…、という仕組み。
ところが今のメニューは好きな飲み物に100円追加でトーストやクロワッサン。
150円ならフレンチトーストがついてくるという具合になった。
いわゆる「名古屋式」のアレンジバージョンとでもいいますか。好みの飲み物が選べる自由さと+100円とか150円とかという値段が気軽にみえて今風なのかもしれない。こういうシステムの朝食が最近増えている気もします。

アイスカフェオレに100円足してクロワッサンのプレートつける。
もう50円足すとゆで卵がつけられるというので、それも一緒に。
390円のカフェラテとあわせてしめて540円の朝ご飯。

クロワッサンにグリーンサラダ、茹でた玉子にカフェオレの朝食セットに、500円+消費税の値段をつけても十分安く感じて売れてくれるはず。ボクならどっちの売り方をするだろう…、って思ってちょっと考えた。

アイスオレより高い飲み物はたくさんあるから、客単価をあげたいのならエクセルシオールの今の売り方。
多分、彼らもそう思ってこの売り方に変えたんでしょう。
でも最終的な値段をお客様に見せて売る方が、誠意が伝わるようにも感じる。
なにより、原価がいくらかかっているのかセット価格で売ると想像しづらくなる。
今の売り方だと、ゆで卵一個に値段がついてて原価は20円、30円の儲けかなぁ…、って計算できる。お店としてはちょっと損かなぁ…、って思う。

原価がわからないようにすると儲けやすい…、というワケじゃなく、料理の価格の中には神秘性が必要なんだと思うのですね。
神秘性を自ら放棄した商品は、いつか必ず薄利に向かう。良くて原価ギリギリ。最悪ゼロ円になってしまう危険をはらんでいる売り方がこの売り方で、もしかしたらある日突然、「朝食時間帯、ゆで卵はサービスします」ってなってしまうかもしれない。
でも、玉子一個に50円の値段をつけてしまった以上、玉子一個のサービスは50円の値引きと同じことになる。「サービスしたつもりが値引きとしか受け取ってもらえない状態」は自らのブランド価値を貶めること。危険なコトがはじまったなぁ…、と思ったりする。まぁ、しょうがない。

ちなみにこのゆで卵。スゴく冷たくひんやりしてた。
新鮮な玉子だったから若干殻は剥きづらく、でも黄身の状態が見事にキレイなボクの好みの茹で加減。食べると塩味がついていました。
どこを食べても同じ味なところがなんだか今のチェーン外食みたいな均一味(笑)。
クロワッサンは生地がタップリ空気を蓄え焼きあがったもの。茹でた玉子の半分を、クロワッサンの中にサラダと一緒に詰め込み、パクリと食べるとこれがおいしい。ムッチリとした玉子の黄身とクロワッサンのとろける感じ。そこに白身のスベスベと野菜の歯ざわりが混じって口がニギヤカになる。
ほどよき量でお腹満たされ、ユックリ仕事の時間までアイスラテで体を涼しくしてあげる。

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