やよい軒でホッケを食べるランチドキ

昼を仕事の合間にやよい軒。
ひさしぶりなお店であります。
hottomottoが経営している食堂スタイルのチェーン店。
出来たときにはあからさまにほか弁のおかずをお皿に盛り込み、無理やり定食にして売っている…、って感じがどうしてもあった。
ご飯お替わり自由というのが唯一の特徴で、でもその肝心のご飯があまり美味しくなかったりしたのだけれど、今ではいろいろ改善された。
思わずお替わりしてしまうほどのおいしいご飯があってこそ、食べ放題というシステムはうれしく感じる。それでなくてはありがた迷惑(笑)。
料理も案外こなれてきました。

サラリーマン。それもある程度、落ち着いた年齢層の男性客が中心ににぎわっている。
お店で働いていいる人たちもホールサービススタッフはシニアおばぁちゃんがメインでちょっと定食屋的。厨房の中はと見ると男性スタッフ一人に若い女性で料理をテキパキ作ってる。
昔はシニアは厨房の下働き。若い女性はホールでサービスって役割分担が普通だったのに、今ではそうとは言い切れないのがオモシロイ。

ホッケの定食をたのみました。汁を貝汁に変更しやってきたのがこのお膳。
汁とご飯の間に何にも入っていない小さな器がポツンと置かれる。
これって一体なんのためなんだろう。もしかしたら何か入れ忘れた料理があるんだろうか…、とちょっと悩んだ。悩んだ末に出した結論が、テーブルの上に置かれた大葉と胡麻をまぶしたタクワンの置き場所なんだろうとそれを装ってパチリと一枚。ただ食べ始めようと最初に汁に手を付けて、そうか…、これはアサリの殻を入れるための器だったに違いないと慌てふためく(笑)。
大根おろしをホッケの上に全部移して、それが入った器を空ける。それをアサリの殻入れにした。

ホッケがなかなかおいしいのです。
脂がのってふっくらとした肉。
2枚に開いたそれぞれの身の真ん中に走る骨はペロンとキレイに外れてくれる。
食べるとスベスベ。
強い旨みにウットリします。
おそらくスティームコンベクションで調理したものでありましょう。ヒックリ返せば決して焼けていはいない皮が姿を表すに違いなく、けれどヒックリ返すこともなくキレイに皮から身がとれて、お皿の中には皮だけ残る。
食べた…、って感じがするのがたのしい。

貝汁の中にはたっぷり、アサリが一杯。
ひとつひとつを手でとり中身をせせってパクリ。砂がすっかり抜けていてプルンとなめらか。貝の旨みが溶け出した汁も濃厚。これでご飯のお替わりできるような美味しさ。あったまる。

友人は鶏のガーリック揚げっていうのをたのむ。
鶏もも肉を一枚まるごと。
薄く叩いて大きく伸ばした皮付きのままの鶏もも肉に粉をはたいてガリッと揚げる。
皮の部分がはぜて仕上がり、皮のブニュブニュした食感が嫌いなボクにもこれならおいしくたのしめる。

ニンニク風味のソースがつきます。
甘辛味の醤油味。
若干とろみがついていて、ほんのちょっとで味が整う。噛むとパリパリ、揚がった皮がクラッカーが砕けるように壊れてちらかり、肉の旨みが滲み、広がる。

長い年月をかけて改善に次ぐ改善で使い勝手が良くなった店ではあるけれど、唯一なんで対応しないんだろうと思うのが、一品料理がほとんどないこと。料理はみんな定食提供。単品注文ができない仕組み。
定食価格を払った上で、ご飯や汁はいりまんから…、と言ってしまえばいいのだろうけど、それではあまりにもったいない。

おつまみ商品がいくつかあって、それをご飯のお供にたのむ。
グリルソーセージはソーセージよりもサイドに添えられたフレンチフライがおいしくて、ケチャップたっぷりのっけて食べる。イカゲソ揚げは噛んでも噛んでもなかなか飲み込みどころがつかめぬイカで、まぁ、それすらもご飯のおかずにピッタリしているように感じる。
これらおつまみ系の料理はたのむとすぐにやってきて、一緒にたのんだ卵焼きは定食が揃ったあとでやってくる。おつまみ料理とご飯のおかずを律儀に分けているのがなんだかたのしいこだわり。オモシロイ。
それにしてもマヨネーズの目立つこと。マヨネーズは調味料である以上にご飯のおかずであったりするから、ひとえにお替わりご飯のための配慮なんだと思うとたのしい。腹いっぱい。

コメント

  1. koku

    心の奥底から賛同します(笑 いやホントに鯖の塩焼きやほっけ焼きの単品があったらもっと通ってしまってますね自分。最近、和食であっても外食チェーンの油すなわち揚げ物・天ぷら系はまったく胃が受け付けなくなりました。個営の店だとそういうこともないのですけどね。そこはやはり働く人のお店に対する「危機感の差」なんでしょう。魚の焼き物が食べたいけど居酒屋は一人では入りづらい。てことで、やよい軒くらいしか行かなくなりました。もちろん頼むのは鯖の塩焼きかほっけ焼きのどちらか。ほっけ焼きは他だと半身のことが多いけどここは堂々と開いていてしかもデカイ。なのに安い。でもそれだと飲ん兵衛も呼んでしまって居酒屋になってしまうからあえてしないんだろうか、とはいっても、お酒もビールくらいしかないから問題ないような気もするんですけど・・・うーん、やっぱりオペが追いつかないからって理由なんかなあ。定食屋の矜持と良い意味で捉えることにします。ま、ご飯お替わり自由なんて私のような年寄りには無意味なサービスですけどね! てことで必ず五穀米にしております。これも嬉しいサービスなんですが、スタッフが来るたびに何度も「お替わりできんからね!」とクギを刺していくのが非常に鬱陶しい(笑 ここらへんがマニュアル的。まあ私が「そういう人間」に見えるのが悪いんでしょーがorz

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      kokuさん
      ご飯のお替わりはもうボクにとっては魅力のひとつとは言えなくなっちゃいました。
      この日も、お変わりしないですませましたし、あとから来た紳士も十穀米を堂々と。「十穀米はお替わりできませんがいいですか?」と聞かれて、それでいいんですと答えてらっしゃった。
      こういうお店でちょい飲みができると使い勝手が最高なんですけれど、どうなんでしょう。大きなビジネスチャンスと感じますね。

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