やえす初藤、朝ご飯
仕事で日本橋。途中、東京駅で仕事仲間と待ち合わせ。そのまま朝食。「初藤」に来る。
何度も訪れ、Facebookやブログにアップしている店で、特にお店の前の壁面に貼りつくように作られた、商品サンプルは絶対撮りたくなる景色。
彼も何度も写真で見てて、けれど実物を見るのははじめて。その圧倒的な飛び出し感に、さすが本物。
これは見なくちゃわからんなぁ…、と激しく感心。
ボクらのあとから外人さんがやってきて、券売機で食券が買えない。日本語表示で文字だけだから、どれがどれだかわからないのでしょう。お店の人を連れだして、指差しめでたく料理がでてくる。
こういうところがグローバル。各国語に翻訳したメニューを用意することよりもずっと便利で効果的…、って思ったりした。オモシロイ。
2人で定食2つ。それに単品ひとつたのんだ。
まず単品がやってくる。肉豆腐。甘辛タレでじっくり煮こまれ、芯まで味が染みこんだ熱々豆腐に、そのタレで炊いた豚バラ肉が一緒にやってくる。「こりゃ、朝から飲め!ってコトだよな」っていいつつ、これから仕事のボクらはご飯を待った。
彼がたのんだのが「納豆定食」。
納豆がメインなんだろうけど、なぜだかマグロのブツが一緒にやってくる。
それに山芋トトロがついて、ご飯に汁、それから漬物、味付け海苔。
写真を撮ってもやっぱり主役はマグロ。マグロ納豆、マグロの山かけと他のおかずもすべてマグロのためにある。これもやっぱり酒だなぁって2人で笑う。
ボクは目玉焼きの定食にする。最近ちょっとオキニイリ。
ココの出汁巻き玉子もおいしくて、前はずっとそればかり。けれどココの目玉焼きにはベーコンがつく。
玉子焼きはひとつの味わい。ところが目玉焼きは白身に黄身と味わい多彩。しかもベーコンと一緒にこんがり焼いてもらうと白身の縁がサクサクしたり、ベーコンの周りのところはふっくらだったりと、いろんな味がたのしめる。それで今日も目玉焼き。
ひっくり返して焼いてください。そうお願いするとベーコンの面が上向きになってやってくる。
目玉焼きじゃない料理がやってきたような感じがたのしく、本来表の面までこんがり焼けていて、なのに黄身がしっとりとろける。
ボクの好みに惚れ惚れするような焼き加減。
ソースがついてくるのだけれど醤油で食べる。
玉子に関してはちょっと天邪鬼なところがあって、玉子焼きにはウスターソース。目玉焼きには醤油を使う。父は真逆で、母はどっちも何もつけぬ派。人の好みはしょうがない。
どちらの定食にも小鉢がついて、今日は切り干し大根だった。漬物は白菜の浅漬で、味付け海苔もたっぷり6枚。
マグロのブツにわさびをたっぷり。ひんやりとしたマグロの食感。軽い酸味とわさびの辛味が引き立てあってご飯をねだる。目玉焼きのサイドについてたマヨネーズ。おそらく千切りキャベツのお供にとたっぷりあったのにわさびと醤油を混ぜてご飯のお供にします。さぁ、仕事。