まもなくサヨナラ、オキニイリのあんかけ焼きそば

新宿の小田急百貨店本館が再開発のためあと1ヶ月ほどでクローズされる。超高層ビルになるんだという。
新宿って垢抜けていないところが魅力の町…、なんだと思う。町の構造、町並み、景色に昭和なムードが残ってて、その代表が西口駅前。
構造物は横に広がり大きいのだけど、空が広くて抜けがいい。生まれて初めて新宿に来たのが高校の修学旅行で、真珠木って大きいなぁ…、ってビックリしたのがこの景色。古いのだけど古ぼけているわけじゃなくモダンな要素が随所にあって、特に地下ロータリーから見上げる景色は今でも未来。
こんな景色もまもなくなくなる…、さみしいことです。

小田急百貨店はなくならない…、って隣のハルク館で引っ越し営業をすることを一生懸命アピールしてはいる。
ところが、今あるビックカメラを無くして全館小田急百貨店になるかとおもいきや、地上3階、地下2階だけの縮小営業。
当然、テナント全部が移転するわけにはいかないだろうから、多くのお店はまもなくサヨナラ。
トロワグロカフェにしようと行ったら満席で、中国料理の「龍門」にくる。あんかけ焼きそばが好きな店。
入り口脇のにぎやかで大きなショーケースも多分、これで見納めかなぁ…、じっと見る。
ちなみにここには2種類のあんかけ焼きそばがある。
ひとつは焼いた麺に醤油のあんをかけたもの。もう一種類は揚げた極細麺に塩味のあん。どちらも好きで、けれどここのかた焼きそばは特別おいしい。それでそれ。サラダにシューマイ、ザーサイ、杏仁豆腐がつくセットをつけて今日の昼。

あんかけ焼きそばは野菜の料理!
やってきたお皿の上をみてまずそう思う。
あんかけ焼きそばにかぎらず中国料理って野菜を合理的に食べることに適した料理。
塩味なので餡は透明。だから具材の様子がつぶさにわかる。
もやしにハクサイ、ニンジン、小松菜、たまねぎ、キクラゲ。
油通しされた野菜はつややか。食感もよい。
大ぶりの海老に粉をまとわせ揚げたもの。細かく刻んだ豚肉がたっぷり入って味わい濃厚。
なによりステキなのが、せっかくパリパリに揚がった麺のパリパリ感を台無しにして食べる贅沢。
「台無しにすることで新たなおいしさが手に入る」という、ちょうど揚げたての天ぷらのサクサク感をタレに浸して台無しにする天丼のおいしさに似ていたりする。

あんの水分を飲み込んでやわらかになっていくのだけれど、全部が均等にしんなりしてくるわけじゃない。必ず濡れずに揚がった直後の状態を守った麺が混じってて、それがポリポリ、音立てこわれる。それがたのしい。
お酢をたっぷりかけてパリパリしっとり食べていく。
油淋鶏の味のする野菜サラダ。辛く味を整え直したザーサイにシュウマイひとつ。
餃子じゃなくて焼売というのがちょっと気取った感じ。それに餃子一個では様にならないけれど、焼売ならば一個だけでもさみしくはない。ふっくらとした焼売に芥子をのっけてパクリと食べて、杏仁豆腐で〆とした。

 

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