まだ続く永坂更科、イスパハンのパリブレスト

新宿にでてちょっとぶらぶら。
そう言えば、メトロ食堂街はおわってしまった。
けれど一部のお店はまだ営業中というネットの告知が果たして本当なのかどうなのか…。
調べてみたくて行ってみた。
エスカレーターはまだ動いてる。
小田急百貨店への移動動線にもなっているからそのためにも動かしているのでしょう。かつてあった「メトロ食堂街」のオレンジ色のサインから文字はなくなりさみしい感じ。
上がってみればすでに工事パネルが貼られてて、あぁ、終わったんだなぁ…、ってしんみりします。
好きだったつな八のイートインもなくなって、やっているのは永坂更科布屋太兵衛のお店に立ち食いカウンター。万世の店にカレーカウンター、そしてちょっと離れて万世麺店と5店舗だけ。永坂更科布屋太兵衛の立ち食いコーナーで食べてる人をみるとまるで工事現場で蕎麦をたぐってる…、って感じでこれもちょっと粋。

人はちらほらやってくる。
通り過ぎざま「なんだまだやってるんだ…、つまんねぇ」って吐いて捨てるように言う人がいる。
終わるお店を送ることに熱心は人な多い。
けれど続いている店に関心を持ち続ける人は少ない。特にウェブの世界はそうなんだろうなぁ…、って思う。なやましい。

せっかっくだからそばをたぐって帰ります。永坂更科布屋太兵衛。さすがにお店は静かです。さみしくなっちゃいましたね…、ってお店の人にいうとそれでもこうやって来ていただけるお客様がいるってありがたいこと。がんばりますネ…、って。
メニューもずっと変わらず同じ。親子南蛮そばをたのんで食べる。ちょっと寒くなった今の時期にはうれしい熱々のそば。卵でとじた鶏肉とネギがふわっと蕎麦の上に浮かんで蓋して、その熱々がずっと続いてくれるのがいい。

ここのそばは香り高くて汁につかると蕎麦独特の風味がずっと持続する。汁は若干甘めで出汁の風味もゆたか。昔は冷たい蕎麦の喉越し命であったのだけど、熱い汁に浸かってねっとりとろけるそばの感じもゴチソウ。
ここの卵とじが見事で大好き。出汁をたっぷり吸い込んで、かなり大きな塊状にかたまってふっくら、ぽってり。出汁を食べてるって感じがするのがたまらない。鶏肉は皮をきれいに取り除きこれまたふっくら。ネギがキュッキュと奥歯を痒くする食感もオキニイリにて汁まで飲んだ。
またまいりましょう…、ホッとする。

 

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さて今日のイスパハン。
伊勢丹でやっているとらやとピエールエルメのコラボイベント。当然、ピエールエルメの売り場もある。けれどほとんどの人がとらや狙いでピエールエルメはいささか静か。普段は見ないイスパハン味のいろんなスイーツが並んでいるのにもったいない。それで今日はパリブレストを買ってお供え。
タイヤの形の2枚の生地でライチのクリーム、バラのジェリー。フランボワーズをはさんだお菓子。砕いたナッツにバラの香りの華やかさ。
顔が描かれたシールが刺さってて、ハロウィンで仮装したときのタナカくんに似た表情も気に入って買って食べます。おゴチソウ。

コメント

  1. ゆう

    万世からメールニュースが来ました。
    「新宿西口店・麺店ポツンと営業中」ポツンでもやっている間に行かなくてはと思いました。
    しっかりお腹に収めたら伊勢丹で目を楽しませたいと思います。
    スイーツに埋まっているフランケンシュタインは居心地よさそうですね。

    • サカキシンイチロウ

      ゆうさん
      「ぽつんと営業」って、まさにそんな感じでした。いつまでポツンとなのかがまだわからないから、せっせと行ってこの界隈をニギヤカにしてあげたいなぁ…、って思いますね。

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