まいどおおきに、新宿一丁目食堂

ひさしぶりの「まいどおおきに食堂」。新宿御苑の近くのお店「新宿一丁目食堂」に来た。
満席になったり、行列ができたりするようなことはない。
けれどどんな時間にきてもたいてい誰かお客様がいて食事をしている。
あらかじめ作った料理をショーケースに並べる食堂スタイルで、だから急に忙しくなる混み方より、いつでもほどよく…、ってお客様の入り具合がいいんでしょう。
そのため彼らは目立つ場所ではあるのだけれど、駅から遠かったりわざわざいかなきゃいけないような場所に好んで出店する。家賃も安くて良心的な値段で売れる場所でもあって、それが長続きする理由の一つでもあるんでしょう。考えられてる。それにしてもお店の前に「手作り弁当」って貼り紙がある。この手作りってどこからどこまでの手作りなんだろう…、って最近、不思議に思ったりする。どうだろう。

鯖の味噌煮とおでんをメインにしました。
作りおきの味噌煮でそれを電子レンジで自分で温め食べるシステム。
置かれているのは業務用の電子レンジです。
造りは頑丈。
機能的にしてうつくしいフォルム。
しかもたった20秒で熱々になる。
ただ熱々になるだけじゃなくすべての部分がまんべんなく自然な熱さになってくれるのにいつもビックリ。
家にほしいなぁ…、って思う。
これに限らずレストラン用にできてる調理器…、レンジもオーブンもそれはそれは高性能でメンテナンスも含めてコストはかかるけど使い勝手や出来栄えは格別。いつかレストランの中に住みたい…、って思うほど。小さな野望でございます。

おでんはずっと炊かれていたもの。
だから熱々。
大根、こんにゃく、玉子をとった。
練った芥子をたっぷり添える。煮た大根はみずみずしくてこんにゃくの中までどうしたらこんなに味が入るんだろう…、ってしみじみ思う。
ご飯はミニサイズをたのみました。
かつては大中小サイズだったんだけど、ミニサイズを導入したら案外これが出るんです…、って。
もともともりもり食べる人たちのためにできた食堂コンセプト。けれど小ポーションの料理を必要な量だけ食べることができる仕組みがシニア層にもやさしいからなんでしょう。今日もシニアなお一人様が何人かいた。
ご飯の上に梅干しを置く。酸味がしっかりとした南高梅で、しっとりとして旨味も強い。梅干しをその頂きにいただいた白いご飯ってなんでこんなに神々しいの…、って思ってパクリ。

菜の花のおひたし。しらす大根をサイドにもらう。菜の花の軽い渋みがおいしくて、大根おろしはとても甘い。シットリとてもみずみずしくて釜揚げしらすの塩味で味がしっかり整うステキ。
ショーケースの中でどうにも気になったのがハムサラダ。なんでなんだろう…、すごく懐かしい感じがしてそれでとって食べてみる。絶望的になるほど薄いハムが3枚。下には千切りキャベツがたっぷり。茹でた卵が半分にキュウリが2枚とそれもスーパー薄切りで、でも野菜がたっぷり食べっられていいやと思った。オモシロイ。
これだけたくさんおかずをたのみ、お腹もしっかり満たされてそれでたったの1200円。ありがたいなぁ…、と思う夜。

 

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