ほどよいゴチソウ。山さきのミックス定食

出張帰りの腹ごしらえ。散歩気分でちょっと歩いて曙橋の駅前にある「とんかつ山さき」にやってくる。
白いのれんの下がった入り口。その向こうにはテイクアウトの売り場があって晩ごはんを買いに来る人がやってくる。ここのとんかつは揚げてしばらくたっても味の変化の少ない仕上がりで、タナカくんがバイクで買いによく来てた。
ふらっとこれて、手軽な値段でほどよくおいしい。こういう店が近所にあるのはありがたい。
10人ほどが座れるL字のカウンター。中に厨房。テーブル席が12席。専門店って景色になんだかホッとする。メニューもとんかつ、串かつ、エビフライ、アジフライとひきしまってて一品料理をあわせても20種類ほど。
ミックス定食がオキニイリ。わさび昆布っていうのがあって、わさびがピリッと効いた昆布の佃煮で、タナカくんはこれでビールを飲むのが好き。ボクはご飯のお供にと、ふたりで2つたのんでたりした。今日もたのんで、料理を待ちます。

5分ほどでミックス定食の出来上がり。
ご飯少なめでお願いしたけど、大きな茶碗にそれでもたっぷり。
お皿の上もにぎやかです。
アジフライにエビフライ、それから串かつ。
千切りキャベツが山盛りで、芥子がべっとり、お皿の縁に貼り付いている。
まずは串かつの串を抜いてざっくり崩す。
ひと口大の豚肉3つ、タマネギ3つ。このタマネギがガリッとかために仕上がっていて甘くて軽い辛みもあって口の中が潤う感じがオゴチソウ。
豚肉の芯はロゼ色。強めに揚がったパン粉はパラパラ、香ばしい。豚肉を成形するときに出る端材なんでしょう…、脂はきれいに取り除かれててむっちりとした歯ごたえもよい。

カウンターの上に置かれているのはソースだけ。キャベツ用のドレッシングなんかもなくて潔い。アジフライには醤油派なので、醤油をたのんでトプっとかける。
分厚いアジは味も濃くってフワッとほぐれる。醤油の香りがパン粉衣を一層香ばしくしてくれる。
エビフライがおいしいんですよね…、加水をしないむっちりとした噛みごたえ。甘くてしかも香りも強い。尻尾もキレイでバリバリ食べる。
汁の中にはしじみがたっぷり。今日のお新香は浅漬大根。わさび昆布はザクッと歯切れてどれもがご飯のお供にピッタリ。
しじみは実まで食べないとタナカくんに叱られるからゆっくり時間をかけてせせった。腹いっぱい。
わさび昆布をつけてもたったの1000円ちょうど。いばらぬ値段がありがたい。

 

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