へレディタリー

映画を観ます。「へレディタリー」というホラー映画。

前評判の高かった映画です。
アメリカでの公開は今年の6月。
サンダンス映画祭でプレミア上映されてそこで受けた評価がきっかけ。
曰く。
「直近50年のホラー映画の中の最高傑作」だとか「21世紀最高のホラー映画」だとか。21世紀をまだ80年以上残して最高であると言えてしまえる人の気持ちってどうなんだろう…、って思いながらも、それだけ評価が高ければ…、と。
それででしょうか。
かなりの人出で封切り直後の劇場はほぼ完売の状態になってた。
ただ、それほどに絶賛されるに値する映画かというと、決してそんなことはないとボクは感じた。

悪くはない映画でした。
静かな緊張感とでもいいますか。
淡々と、静かに穏やかに話ははじまり、物語の舞台はのどかなアメリカの地方都市。緑豊かな郊外住宅地の中にある裕福な家族が住む一軒家。
その住民家族がおぞましい出来事に巻き込まれていくという話が本当に淡々と。何も起こっていないようにみえて、どこか不思議な違和感のある映像が徐々に緊張を高めていって、そして突然、コトがはじまる。

映画が終わる5分前までは名作でした。
でも結末が、「あぁぁぁぁ」って感じ。結局、そこに落ち着いちゃうんだって失笑しちゃった。人それぞれ。もしかしたら宗教観でそのエンディングの良否はかなり変わるのかなぁ…、と思いもしますがやっぱりどこかもったいない。

そもそもホラーって広げた風呂敷をたためないで終わってしまう作品が結構多い。
例えばボクが大好きな「残穢」っていう日本のホラー映画のエンディングなんて笑ってしまう内容だったし、リングも呪怨もエンディングは「あぁぁ」って思った。
歴代ホラーで最も素晴らしいエンディングと言えば、デ・パルマの「キャリー」のそれをおいて他にはないんじゃないかと思ったりする。
カメラは良かった。映像技術もすばらしく、だた佇むだけで悪魔に見える女の子とかキャスティングの妙は見事で感心はする。そんな映画でござんした。

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