へんてこりんなたこ焼きにバー、深夜食堂

sato1sato-masterとびきり変わった店に行きましょう…、と歓楽街のど真ん中にあるクラブ、スナックが入ったビル。
ここ大丈夫?って、思いながら2階に上がる。
黄色い看板。
「生ビールとたこ焼きの店・佐藤」とある。広島にしてたこ焼きの店とはこれいかに!

ドアを開けると中はスナック。
7人ほど座れるカウンターに中にはマスター。背中を向けて必死にたこ焼き焼いている。
スナック用の小さな厨房のガス台の上にたこ焼き器。体を凹みに押し込むようにしてずっと焼く。
姿は素人くさいけどこだわりの塊なのだというのです。
小麦から自分で育てる。粉も自分で挽いてるし注文受けてから粉を計量、水や玉子や調味料もすべて焼く直前に合わせて仕上げる。
もう一種類の売り物の生ビールも、グラスを氷でキリッと冷やし泡なめらかに注いで出す。メニューはたこ焼きと生ビール、ウーロン茶だけという徹底ぶりで不思議と期待が高まっていく。

sato-takoyakisato-takoさて焼きあがったたこ焼きは、色白。
しかもふっくらとしたやわらかさ。
箸で触るとフルンと揺れる。
オタフクソース、あるいは自家製の出汁に柚子胡椒を溶かしたものにつけ、食べる。

ビックリしました。
プニプニしている。香りはたこ焼き。そのやわらかさは明石焼き。なのにスベスベ、舌の上を滑るような食感がある。味はたこ焼き。出汁の旨みとタップリのタコ。焦げたネギと生姜がときおり優しい味のアクセントになる。
でも食感はどの食べ物にも似ていなくって、強いて言うなら中国点心の腸粉みたいなプルプル感。けれど粘らず、サラッと後味はさっぱりしてる。
スゴいものを食べてしまった…、ってビックリしました。これを食べるためだけに広島に来てもいいかと思うほど。

 

関連ランキング:たこ焼き | 胡町駅八丁堀駅銀山町駅

 

brooklynbrookへんてこりんなお店の後にはへんてこりんなバーを一軒。
「Brooklyn」という名前のお店。
実はこの店。
もともとはストリップ小屋があったところで、その楽屋を使って作ったお店というのです。そうだからか、どうなのか、妖しいムードにクラクラします。

入り口入ったところは普通のバーなんだけど、奥に向かうとロココなソファ。
大きな燭台にろうそく輝き、レンガの壁に影が揺らめく。
不思議の国のアリスのマッドハッターのお茶会会場みたいなライトと過剰な装飾。
しかも壁際にはルブタンやジミーチューのハイヒール。
各テーブルにはいろんな香水が置かれてて、女子が「かわいい」「ほしぃい」って思うモノを一杯並べてみたんだというインテリア。

brook-aクラクラしながらしばらくいたら、案外、これが居心地よくて気持ち落ち着く。ボクの中の女子度がどんどんあがっていくようなオモシロサ。

今日は何が揃っているの…、とゴキゲン女子の質問に、ピオーネ、キウイ、洋梨となぜだかフルーツの名前がいくつか。
ならば今日はピオーネとパイナップルに洋梨で…、と注文をする。

30分ほどお時間頂戴いたします…、と言ってしっかり30分ほど。
やってきたのが足高グラスに山盛りフルーツ。
それぞれのグラスの上には指定した果物が葡萄は皮を剥かれた状態。それ以外のフルーツは一口大に切り分けられてて、フォークに太いストローぶすり。

フルーツの下には細かく刻んだ果物にサングリアが入ってる。フルーツポンチのようでカクテル。サングリアの中には氷がタップリはいってキリッと冷たく、酔ったお腹がスッキリとする。
感心するのがすべての果物が見事に食べ頃。インテリアだけじゃなく女子力高いたのしいお店。オモシロイ。

sinkyoそろそろ〆をと街をそぞろ歩きしながら、最後の店へ。
「新京本店」という食堂。
お店の外に大きな提灯。
「元祖カレー汁」って書かれたのがぶらさがっていて、次々、おじさんたちが飲み込まれていく。
中に入るとカウンターだけ。
カウンターの中には厨房。鍵の手に曲がったカウンターのほぼ端から端までにズラリとコールドショーケース。
中にお惣菜が並んでる。
そこから好きなものを注文すると、「温める?そのままでいい?」とお店の人が聞いてくる。温めて…、っていうと業務用の電子レンジでチンするだけという簡単さ。でもすぐ料理が提供されて、待たずに済むからおじさんたちにはいいのでしょうネ。
常連さんがほとんどでお店の人とひとこと、ふたこと、世間話をしながら料理をつまんでグビリと酒を飲む。

sinkyo-sirusin-okazuちなみに夜の6時にオープンして、翌朝6時までやっている。
歓楽街で働く人にも便利お店なんでしょう。
今の時間は夜10時。
残業終えたサラリーマン。飲んだ帰りのおじさんたち。
おごちそうさんと帰る人が差し出すお札はせいぜい2枚。それで十分お釣りが来るのがまたステキ。

牛すじ汁というのがあって、まずはそれ。
タップリの出汁。イリコが入った瀬戸内風のスープの中にタップリ牛すじ。
きれいな脂がコッテリとしたコク作り、いつまで経っても冷めぬところがオゴチソウ。
にゅうめんたのむと、これにもおいしい出汁を使っておぼろ昆布にネギにかまぼこ。
とてもなめらか。やわらかで食べるというより飲む料理。
お腹がぽっかりあったまり、今日一日の〆にピッタリ。

それから料理をみっつほど。高野豆腐をまずたのみ、それから魚の子の煮付け。瀬戸内地方ではとても普通で、大衆的なお店にだって大抵あるのが魚の子。東京にいくとちょっと高級な料理屋さんの一品料理。なんだかスゴくなつかしい。面白かったのが「目玉焼きの盛り合わせ」。
へんてこりんな名前だなぁ…、って思ってたのむと目玉焼きのサイドに牛肉煮込みにハムにスパゲティーのケチャップ和え。焼売までもが乗っていて、目玉焼きはあくまで脇役。なのに堂々、これがココの目玉焼き。笑っちゃいます…、オキニイリ。

 

関連ランキング:定食・食堂 | 胡町駅銀山町駅八丁堀駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。