ひさしぶりなり、沼津港

夜、新宿の沼津港。
先週、長旅から帰ってきてずっと寿司をつまみたく、近所に来るたび覗いてたんだけど、いつも一杯。
行列だった。
今日は早めに仕事が終わり、この時間なら大丈夫だろう…、と思ってきたら案外ニギヤカ。席につきしばらくしたら満席になり、それからずっとウェイティング。
ニギワイを作っているのはインバウンドの人たちで、アジアからの人、ヨーロッパからの人たち、そしてアメリカ人と言葉様々、装いさまざま。好みの寿司もさまざまで、見ているだけでもたのしくなっちゃう。生活する人たちと違って、旅する人は食のリズムが自由でだから思いがけない時間にお店が混んだりする。そういえば大阪、心斎橋界隈のあのニギワイは今もそのままあるんだろうか…、とぼんやり思う。ちと心配。

まずは貝をにぎってもらう。
といっても今日も貝の種類は少ない。活きてる貝は、ホッキにつぶ貝、赤貝くらいでそれらでスタート。ホッキはねっとり…、若干ふかふかした噛みごたえ。軽い渋みとミネラル分を感じる香りがかなり独特。紐のクニュっとした食感もオモシロイ。
ゴリゴリ砕けてとろけるつぶ貝。とろけるにつれ旨味が深まり、これまた軽い渋みがうまい。
赤貝は少々残念。小さく、若干やせていました。今年の夏が厳しかったからかけれどザクッと歯切れて粘って旨味をまきちらす。味はしっかりしておりました。ほどよく堪能。ちょっと酸味が強めのシャリをおいしく感じる。オゴチソウ。

気になるネタをあれやこれやと。
まずは生鯖。
本来ならばネタの上にのっかり仕上げる生姜やネギがお皿のサイドに別添えである。
ついでにわさびものっかっていて、自由に食べる食べ方を提案してるのか。
あるいは忙しくってテキパキ作ってこうなったのか。
どちらにしても脂ののったサバは口の中でねっとり。
脂が揮発し口が涼しくなっていく。

ブリブリとしたシマアジは、その歯ごたえを裏切るさっぱりとした上品な味。
酸味を帯びた脂の風味がおいしいブリが季節だからかなかなか旨い。
ツヤツヤとしたカンパチも脂がおいしい。
肉に比べて魚はあっさりしているから…、と言われるけれどこうして食べると魚の脂は強い。
しかも脂を焼いて食べる肉と違って生の魚は脂がそのままやってくる。それをおいしく食べるためには酸っぱいシャリと醤油がお供に必要になるんだろうなぁ…、って思って食べる。
太ったシャコに甘いウニ。お腹も徐々に満たされていく。

そろそろ〆に向かいましょうと、穴子を炙ってもらって甘辛のつめをたっぷりかけてもらってパクリ。バッサリ穴子が歯切れて、シャリと混じってねっとり。うなぎにはない繊細と、うなぎにもないとろけが旨い。
トロを芯にして鉄火を巻いてもらって〆。大葉も足して香り豊かに、海苔の旨みもまたオゴチソウ。
いつもは裏で巻物、軍艦を専門に作ってる職人さんが今日はメインで寿司を握った。同じネタをつかって同じ場所。なのに握る人で寿司の趣向が違って感じる。人の手が作っているからの個性を感じて、今日もお腹が満ちました。

 

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