ひさしぶりなり、歌舞伎町の眞一館

夜を新宿歌舞伎町。ひさしぶりに歌舞伎町の焼肉食べようと「眞一館」にやってくる。
ホストクラブが並ぶかなりコアなエリアにポツンとある店。
昔、歌舞伎町遊びが大好きだった父とココでよく食事した。何を食べてもおいしくて、当時は今ほど焼肉店の種類がなかったこともありこの店をかなり重宝しておりました。
好きで、好き過ぎ気づけばココで焼肉焼いていたりしたから、友人の中にはボクがやってる店じゃないか…、と思っていた人がいたほどだった。「眞一館」の眞一は真一郎の真一じゃない…、ってそんな具合の勘違い(笑)。
ひさしぶりに来たら随分、変わってました。かつてはおおらかな大部屋スタイルの店だったけど今ではほぼ個室というかなりゴージャス系の店。肉も松阪牛を中心にというこだわりの店になっていた。ボクがオーナーならこんなコトにはしてなかったよなぁ…、って笑って、個室に座る。

メニューを開くと昔の懐かしい料理が並ぶ。
まずワカメムンチっていうサラダ。
牛骨スープとごま油。にんにく、レモンの絞り汁で揉んで仕上げたおひたしみたいなサラダでワカメがタップリ。
スープがおいしく、葉っぱを食べた後のボウルのスープまで飲んでしまいそうになるほどオキニイリ。
そうそう、パジョンがおいしかったんだよネ…、と小さなサイズのパジョンをもらう。
ネギとイカゲソ、エビがタップリ入ってて表面パリパリ。中の部分はしっとりとろり。たこ焼きみたいななめらかさにて、口の中でトロンととろける。ちょっと甘めのつけダレに、なによりキレイな焼き色にウットリしながらおひさしぶりってパクパク食べた。

昔のメニューには「水キムチ」っていうのがあった。
大根を発酵させた水のスープを味わうキムチ。
酸っぱくしかも味わい深く、食べるとお腹が空いてくる。その水キムチを使った素麺がまたおいしくてよく食べていたけど当然それもなくなっちゃってた。
まぁ、しょうがない。
カクテキもらってカリカリ食べる。
浅めの漬け込み。辛味豊かで酸味は控えめ。これもお腹をすかせてくれる。
飲み物たのむとやってくるお通し代わりの豆腐も旨い。オキアミと醤油で作ったタレが風味を添えてプルンと味わい深し。

セロリのナムルが昔からの名物で、数量限定になっていた。セロリの茎の部分はみんなキムチになる。葉っぱの部分。しかも深い緑の部分だけを使って作るから、たくさん作れるものじゃない。まだありますか?って聞いたら最後の一人前がございます…、と。それでたのんでめでたく食べる。
シャキシャキとしたセロリの葉っぱの歯ざわり、歯応えすがすがしい。

セロリの香りが口に広がり、鼻から抜ける。
ちょっと春菊みたいな風味で、でも春菊がアジア的だとするならばセロリの葉っぱは西洋的。
にもかかわらず味つけ部分は韓国的とインターナショナルな味するゴチソウ。一口ごとに血がサラサラになってくような気持ちがするのもアリガタイ。

そして肉。まずは牛タン。焼肉店的昔ながらの薄切りです。塩ダレをタップリまとってツヤツヤしている。
真っ赤におこった炭の上に置かれた網にのっけると、途端にチリリと端が縮まる。たちまち熱が入って色が変わっていくから、それを合図にヒックリ返す。ヒックリかえしたらすぐ食べないと、熱が入りすぎちゃう。レモンを絞ってパクリとやると、クニュンと歯切れて旨みを滲ます。
分厚いタンもおいしいけれど、薄切りにしたタンをちょっと炙って食べるのもまたオゴチソウ。酒の肴にぴったりとくる。
味噌ダレを揉み込んだミノは分厚くしかもコリコリ、歯ごたえ力強い。口の中でコリコリ噛んで味わって、飲み込みどころを探りながら味わうたのしさ。オモシロし。

そしてメインのロースとカルビ。松阪牛の札が堂々、誇らしそうに肉にのっかる。これも網に乗っけて素早くひっくり返し、端がこんがり焦げたところでパクリと味わう。脂が旨い。きめ細やかでロースもカルビも口にふくむとたちまちとろける。一人前がたった5枚で、けれどそれで十分お腹が満たされる。脂の力にウットリしました。大人になってよかったなぁ…、って思ったりした。帰りましょう。

 

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