はまの屋パーラー

朝、ひさしぶりにはまの屋パーラー。
有楽町の駅からたった3分ほどで昭和な気持ちにひたれるお店。
もう何年前になりましょうか…、一旦、長い歴史を終えた。
お店をやってらっしゃった方々が年を取ってお店を卒業したのです。
ところがそれを若い人たちが引き継いで、再開業して今に至る。最初はちょっとギクシャクしたりもしたけれど、徐々に昔のお店の記憶が曖昧になり今は今…、って感じになった。こうして事業は継承されるということなんだとしみじみ思う。
若い人たちもボクたち世代にも十分なつかしいと思わせる工夫を一生懸命してくれる。例えば音楽。アナログレコードにこだわって今日のBGMはボズ・スキャッグスのシルク・ディグリーズがかかっていました。懐かしい。

メニューもほとんど昔のまんま。
サンドイッチを「サンドゥイッチ」と表記するのも昔のままで、サンドイッチよりは発音に近い表記のように思える。
でも実際は「サンノウィッチ」と表した方がしっくりくるかなぁ…、ドをしっかりと発音するとドイツ語みたいに聞こえたりする。
まぁ、それはそれ(笑)。

玉子とハムのサンドイッチを半分半分。
パンは焼いてもらう。
これがここでずっと食べてたサンドイッチで、今日もそれ。
薄切りの食パンをカサカサに乾燥させて焼き上げる。そもそも生地は粗くて空気をタップリ含んでいるから、パンは軽く焼きあがる。
ハムは一枚、薄切りのモノ。
レタスの葉っぱとちょっと強めのマヨネーズ。ハムそのものの塩味が強めでそれが味をキッパリさせる。玉子はふっくら、厚焼きでココにもレタス。マヨネーズは少な目にして焼けた玉子の風味や味を活かして作る。
食パンを4つに細く切り分ける。スティック状で口にすんなり飛び込むサイズに形というのも昔ながらでニッコリします。

パンの焼き加減がいつも見事でウットリします。ただ焼くのじゃなく焼き切る感じ。サクッと歯切れて口でちらかる感じに仕上げる。しかも焼いてしばらく休ませて、中に挟んだ具材の温度をいたずらしない配慮もステキ。
それにしても今日の厚焼き玉子の見事な焼き加減。
シットリしてます。しかもツヤツヤ。熱はしっかり入っているのに芯の部分がトロリと濡れた感じの仕上がり。色鮮やかで、この卵焼きの焼き加減に関しては、かつての店よりずっと上等。見事だなぁ…、といつも感心させられる。
サクサクとろり、サクサクムチュン。ときにシャクシャクと具材がかわると同じパンでもその食感がかわるたのしさ味わい、終える。

アイスコーヒーをお供にしました。
グラスがちょっと変わりましたか…。
足高グラスではないのにちょっと救われるけど、背が高くって下ぶくれ。
最近のアイスコーヒーはこういう小洒落たグラスで出て来る。
ストンと直線的に裾が狭まる、普通のグラスになかなか出会えず、ちょっと残念。
喫茶店のコーヒーが白くて飾り気のないカップに入ってきてほしいように、アイスコーヒーも普通のグラスに入ってはじめて喫茶店。
…、じゃないのかなぁ、って勝手に思う。
お供についてやってくるガムシロ、ミルクのピッチャーが昔ながらのミニチュアサイズのピッチャーなのがなおさらなんだかもったいなくて、カラリカラリと氷を鳴らしてゴクリと飲んだ。
鼻から抜けた息がグラスに当たって曇り。霜降りグラスをウットリながめ、そろそろ出かける準備する。

 

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