のだぴんで魚を肴に酒を飲む!

夜、新宿で酒を飲む。旨い魚を食べたくってしょうがなく、それで「のだぴん」。
いつもは唸るようににぎやかな店。今日はさすがに月末平日ということもあるのでしょう…、ちょっと静かでのんびりムード。
メニューを開くとまず最初に今日の仕入れの魚が並んでる。すべて刺し身のネタであります。
まず赤貝をたのんでコハダ。いつもはあと何種類か貝の用意があるのだけれど、夏に向かって海の温度があがるからでしょう…、代わりの魚をあれこれ物色。青い魚が気になって「イワシとアジ、どちらが今日はおすすめですか?」ってお店の人に聞いてみる。
「おとうさんがどちらも甲乙つけ難いって言っていたほど、今日はイワシとアジがおすすめなんです」…、って。ならばどちらも食べなきゃいけない。それで結局、赤貝、コハダにアジ、イワシ。砕いた氷をぎっしり詰めた鉢にキレイにそれらが並んでやってくる。これです、これこれ、このためココにやってきました。ウットリです。

もともと寿司屋さんをやっていたお父さん。料理が好きな息子さんと二人三脚でやってる居酒屋。だから魚の目利きは一流です。刺し身だけじゃなく寿司もうまくてお腹いっぱいになりたいときもありがたい店。
さすがにおすすめの魚のおいしいコトにびっくり。アジは脂がスキッとしてる。腹身はなめらか、しっぽに向かって肉は硬さを歯切れをまして旨味もどっしり強くなる。一方イワシはとろけます。脂がなめらか、舌に乗せるとたちまちとろける。口の温度で脂の香りや甘みが花を開かせ、唇ひんやりさせていく。細かな骨が舌をチクチク刺しながら消えてくさまは命を食べてる…、って気持ちがしみじみしてきます。
赤貝はゴリゴリ、強い旨味を残してとろける。コハダは開いて間に大葉とガリを忍ばせ切り分ける。むっちりとしたコハダにザクザクとした歯ごたえと酸味、風味をたのしめる。

酒がすすみます。
おいしい魚が酒をねだる以上に、お店の雰囲気。
明るくにぎやか、お店の人の元気が最高の酒の肴。
酒瓶をキープする習慣がなかったボクが、産まれてはじめてキープしたのがこのお店。キープしてるのは焼酎で、それを緑茶で割るのが好き。
濃いめの冷たい抹茶で、これで割った焼酎はやさしい味わい。料理の味を邪魔しないのがありがたい。
この焼酎の緑茶割りにピッタリなのがココの唐揚げ。タレに漬け込んだ鶏もも肉を巻いて筒状にして揚げる唐揚げ。表面バリッと仕上がってけれど巻かれた肉はふっくら、肉汁たっぷり保って揚がってる。食べやすいように切ってもらうこともできるのだけど、この筒状のままだと噛んだときの歯ざわり、歯ごたえがたのしめるのがうれしい。だからこのまんま。パクリと食べてはお酒をグビリ。

ここ独特のアイディア料理がいくつもそろってたのしいメニュー。今日は茄子のピカタをもらう。焼きなすを食べやすいよう切り分けて玉子と一緒に焼き上げる。たしかにピカタの姿形で、これをスイートチリにひたして食べる。焼けた玉子が香ばしく、中に包まれた茄子はしっとり。オキニイリ。
季節の稚鮎の天ぷらは、まるで泳いでいるかのような盛り付けで塩で味わう。ふっくら揚がってワタのほろ苦さがよきアクセント。刺し身でもらったイワシとアジの骨をじっくり揚げてもらってしゃぶりつく。
穴子の白焼をもらって塩とわさびで味わう。しっとりふっくら、表面パリッとなんとも旨い。気持ちがすっかり満たされて、スキップしながら駅に向かった。木曜日。

 

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