のだぴんで〆、金曜の夜

夜、のだぴん。
魚がおいしい気軽な居酒屋。お値打ち価格で、しかもお店の人が気さくでやさしい。だから予約をしないと食いっぱぐれるコトがある。
今週はじめに予約の電話をしたら、さすが金曜の夜…、かなりニギヤカ。カウンターならお席のご用意ができますが…、って。厨房の気配を感じるたった5席のカウンター。これ幸いと、そこをおさえてやってくる。
場所は歌舞伎町の一番端っこ。すぐ目の前は西武線の新宿駅という便利なようでいてわざわざ目指す人にしか見つけることができない不思議なロケーション。お店に入ると団体さんがぎっしりテーブル席を埋めていて既にニギヤカ。預けてあった焼酎のボトルが置かれた席に座って、緑茶で割ってまず乾杯。

まずは生牡蠣。
粒が揃った大きな牡蠣。
しかもお腹が太ってツヤツヤしてる。
もしもボクが牡蠣だったらいい値段のつく愛される牡蠣になるに違いない…、って揺れるお腹に親近感(笑)。
牡蠣の一辺に唇つけて、斜めにしながら息を吸う。するとスルンと殻から外れて口の中へと滑り込んでくる。潮の旨みが口に広がり、牡蠣独特の海の香りが鼻から抜ける。
歯を当てちょっと力を入れるとプチッとお腹が破れて中から旨みが滲んで、ゆっくりとろける。オゴチソウ。
今日の刺身の貝は赤貝、それから青柳。そのどちらもを多めに。一緒にコハダとイカをもらって盛り合わせ。深い鉢にぎっしり氷を詰め込んで上にキレイに並べてどうぞとやってくる。

どれもがみるからにおいしそう。
貝はツヤツヤ、水をまとったようにうつくしい。
コハダはギラリと銀色で、イカは分厚い。
赤貝も身厚で切り目を入れたところがブリンとめくれてる。活きがよかった証拠でしょう。
口に含むとヌルンとなめらか。
昆布を舐めたときに感じるとろみと強い旨みを感じる。噛むとザックリ歯切れてゆっくりとろけてく。
同じ貝でも青柳はとろみよりもプルプルとしたハリある食感。アンモニアっぽい独特の香りがおいしい。サックリ歯切れて、紐はムチムチ。軽い渋みもオゴチソウ。

太ったコハダは2枚に開き、間に大葉を挟んでもどす。ちょっと強めの酢〆の具合が絶妙で、お供の焼酎が甘く感じる。分厚いイカはもっちりとろけて、ネットリ甘い。堪能す。

季節のおすすめ、菜の花とチーズのおひたし。刻んだトマトも一緒に胡麻の風味のタレで和えている。チーズの旨みとトマトの酸味。何かの肝を溶いて仕上げているのでしょうか…、軽い渋みと濃厚なタレの旨みが酒を呼ぶ。
カニのほぐし身をたっぷり加えて仕上げたコロッケ。細かなパン粉をぎっしりまとって、カリッと揚がる。口の中で衣がパラパラ散らかって、ポッテリとしたクリームと混じってずっと香ばしい。和食だけじゃなくこういう料理がおいしい店って気が利いてるなぁ…、ってにっこりします。
豚バラ肉をしゃぶしゃぶにしてレタスやスライスオニオンの上にのっけて胡麻ダレかける。ワシワシ混ぜて味わうサラダは、今度作ってみようかなぁって思ったりする。オキニイリ。

もともと先代が寿司屋からスタートさせたお店だという。
だからカウンターの中には寿司ネタをいれたショーケースがある。
その前に陣取りずっと寿司を握っているのが仙台。まだ矍鑠として確かな仕事。
寿司のメニューが充実してる。それも本格的な握りだけじゃなく、ロール寿司が豊富に揃う。
実はロール寿司って便利な食べ物。握りと違って作ってしばらくたっても味の劣化はあまりない。だから酒が並んだテーブルにあると景色ニギヤカ、酒の肴にもなってくれるのがありがたい。
ココで一番の人気のロールがドラゴンロール。穴子と海苔を芯にしてくるんと巻いたロールの上にアボカドスライスをキレイにのせて、味は甘辛のツメをたっぷり。アボカドが龍のウロコのように見えるから…、ってネーミング。
穴子もとろける、アボカドもとろける。だから口の中でシャリもみんなとろけていくのがとても快適、オモシロイ。お腹も気持ちも満たされる。

 

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