どんと祭りの日、利久の牛タン、竹亭の焼きカツ

打ち合わせを終えておやつどき。いつものように昼ご飯をと仙台市内のアーケード商店街をテクリと歩く。
さすがに東京に比べると寒いけれども、東北の冬と思って来ると拍子抜けするくらいにあったか。
そしたら向こうから裸の一群。鐘をカランコロンと鳴らしながらユッタリとした足取りで近づいてくる。聞けば今日はどんと祭り。薪や御札を焚き上げて一年の無病息災を祈る祭りに参拝する人たちでした。
白鉢巻に白いさらし。白足袋、わらじで口には白い紙を噛む。神様に不浄な息をかけぬようにというしきたりらしい。肌は真っ赤にそまって皆の表情キリッと、なんとも神妙。みているこちらも背筋が伸びた。
ランチはドン・キホーテの地下にある牛タンの利久。この界隈に沢山お店があるのだけれど通し営業をしているお店は少なくて、その一軒がここの店。

馴染みのスタッフがいて、わがまま聞いてくれるのもありがたくってやってくる。
まずは牛タン。
「極み」というタンの中でもひときわやわらかで旨味の強い場所を選んで焼いたもの。
深く切り目を入れた表面がめくれかえるように焼き上がっていて、表面、小さな穴が無数にあいている。
自分の脂を吐き出しながら自ら揚げるように焼き揚げ仕上がったという証で、噛むとザクッと歯切れてねっとりとろける。
芯の部分はロゼ色で、肉感的でなめらかなること色気を感じるほどのご馳走。
通常のタンは若干薄めでシャキシャキとした歯切れがおいしい。そのタンを味噌漬けにした焼いた味噌焼きは、味噌の風味が香ばしくおそらく酵素のせいでしょう…、ムッチリやわらか。どれがおいしいということでなく、どれもがおいしく個性的なコトにうっとり。

タンの唐揚げっていうのがあってちょっと試した。牛タンをやわらかく蒸しカレー風味の衣をまとわせ揚げたもの。ガリガリとした衣の食感をタンの確かな歯ごたえと、それらがひとつになってホロホロ崩れて消えていく感覚が口のすみずみにぎやかにする。仕事じゃなけりゃ、ハイボール。
牛タンを薄切りにして焼いて芯にして巻いた巻きずし。甘み控えめできっぱりとした酸味がおいしいシャリにタンの脂の旨味がよくあうこと。きゅうりにレタスの歯ざわりたのしく、トマトがみずみずしさを演出。飽きずにパクパク食べられる。
今日みたいな日に本当にうれしいテールスープを飲んでお腹をあっためて、次に向かって移動です。

 

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一旦、新幹線で南におりて福島駅で山形新幹線にのりかえ二駅。
赤湯で降りて、とんかつの「竹亭」というお店にくる。東北でボクがしっているとんかつの店で、ここほどおいしいお店は他にあるまいと密かに思っているお店で、そこの新商品。
焼きカツを作ってもらってまず食べる。
豚のロースにパン粉をぎっしりつけてフライパンで焼き上げる。カツレツと呼ばれていた時代のとんかつを再現したような出来栄えで、サクサクとしたパン粉の食感がなんともたのしい。熟成された豚の旨味もしっかり感じ、何もつけずにそのままおいしく味わえる。
ここの昔からの名物の厚切りヒレカツの出来栄えもよし。芸術的に細く千切りされたキャベツにパプリ、紫玉ねぎが食感、香りに辛味を添える。煮干しの出汁のおいしい味噌汁も上出来で、夜のお腹が満たされる。

 

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