とろける卵黄、プリッツェルなクロワッサン

シティベーカリーで朝。四谷三丁目から丸の内線にのり5つ目の駅が銀座駅。改札をぬけちょっと歩くとあっという間にこの店の前。
ご近所というわけではなけれど、案外近くて便利なお店。朝7時半からやっている…、というのもとてもありがたく銀座界隈で仕事のときにはフラッと寄ってみたくなる。
ベーカリーレストランです。売店もある。
お店の前にはサンドイッチの看板。具材がたっぷり、溢れそうなほどの断面の写真が並んでいるけれど、最近、来るたび具材の量が減っていささか盛りすぎイメージ。最近ずっとここの朝ではサンドイッチを食べていた。今日はベーコンエッグの朝食にする。注文をしてお金を払い、コーヒーと番号札をもらって着席。待つ仕組み。

今朝の飲み物はホットコーヒー。
香ばしいけど酸味が少なく、苦味ゆたかな飲みやすいコーヒー。
熱々をふうふうしながらゆっくり飲んで料理を待つ。
時間がすごくかかります。
玉子とベーコンを焼いてお皿に盛るだけなのに、コーヒーが冷めちゃうくらいに時間がかかる。
こういうお店ってどこも料理を早く作らなくちゃ…、ってプログラムが欠落していることが多い。ゆっくりたのしみたいって人が多いことも手伝ってでしょう。腹ぺこ君の朝にはつらい。

玉子一個の目玉焼き。
分厚いベーコンのグリルはかつて、ガリガリに揚がったように仕上げたアメリカ式だった。それがいつしかやわらかなままそっと焼いて仕上げるタイプになっちゃった。こちらの方がお客様の受けがいいからなんでしょう。なんだかすごくもったいない。
野菜サラダに紫キャベツのコールスロー。コーンポタージュを追加して、今朝のゴチソウ、ひとそろえ。コーンポタージュは熱々、甘くて後口ちょっとピリっと辛い、オキニイリ。

ちなみにいつもは注文つける目玉焼きの焼き方を、なにも言わずにお店任せにしてみたのです。
ドキドキしました。
どんな目玉焼きがやってくるんだろう…、って。
やってきたのは片面焼き。黄身がプクッと盛り上がり、お皿を揺するとフルンと揺れる。生っぽいかなぁ…、と思った。けれど白身はしっかり固まり生な感じはしないことに安堵する。
黄身にナイフを当ててみました。スッと白身に切り目を入れると、トロンと中から黄身がでてくる。明るい黄色。
最初はサラサラしていて、なのに徐々に粘度があがってねっとりしてくる。黄身が白身のくぼみから全部流れ出してしまいそうでいて流れ出すのはほんの少々。白身の上に黄身が絵を描き堰どまる。

普通のトーストを代えてもらったプリッツェルクロワッサンをちぎってちょっと黄身に浸した。
塩と甘みのバランスが絶妙のクロワッサンに、玉子の黄身の甘みがくわわる。コクのある風味と旨味にウットリします。ねっとりとした黄身のとろみが、むっちりとしたクロワッサンにからんでとろける。焦げた小麦の風味も旨い。
グリルベーコンを切ってフライドエッグをのせたクロワッサンと一緒に食べる。ベーコンエッグオープンサンドな感じですべてが口の中にてまじりあう。熱が入っているけど半熟。生と違った黄身の状態に、これもおいしい食べ物だよな…、と思ったりした。気に入った。

 

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