ちょっとしょっぱい、クロワッサンの朝
東京駅のヴィロンで朝食。おいしいクロワッサンを食べたかった。
朝はテラスが気持ちいい。テラスのテーブルもらってのんびり。クロワッサンとコーヒーのセットをもらう。
税込770円。
色っぽくすら見えるキレイなクロワッサン。バターを吐き出し焦げて仕上がる表面は艶やかにしておいしい香りをまき散らす。バリっと壊れて生地はもっちり。ビローンと伸びる。
渋谷のヴィロンの朝ご飯が大好きでふたりで行くとクロワッサンをちぎって「ヴィロンでビローン」って言って笑ったたのしい思い出。
塩がしっかりきいていて、最初はバリバリ生地が散らかり、それがたちまちとろけてく。フレンチローストの苦いコーヒーとの相性もよく、うっとりしながら朝のお腹をほどよく満たす。
ただ残念なのがサービスがぼんやりしているところ。
席が空いているのに案内しないし声もかけない。笑顔もなければ意見を言っても反応がない。パリの観光客向けのカフェをここまで真似なくてもって思ってしまうありさまで、3年前なら怒って帰っていたろうなぁ…。それでタナカくんに迷惑かけたことがたくさんあったから短気はあれから封印しました。
パン屋さんにレストランとしての期待を持ってもしょうがないんだって合点しました。もったいない。
目の前からハトバスツアーのバスが出る。よく乗ったなぁ…、インバウンド用の英語バスなんて海外旅行に来ているみたいでたのしかった。いい思い出です、なつかしい。
とうもろこしのおいしい季節。
なにかかわったものを作ってみようと、コーンバターをアレンジしてみる。
生のとうもろこしを芯からはずして塩水につけ、水気をしっかりとっておく。
スキレットにオリーブオイルを入れてそこにとうもろこしの粒と同じ大きさにした竹輪とピーマン、とうもろこしを入れて手早くかき混ぜる。
熱いスキレットの上でとうもろこしがパチパチ爆ぜる。ピーマンの緑の香りが漂ってきて竹輪がジリジリ焦げていく。
バターを落として胡椒をたっぷり。出来上がり。たのしい一品。とうもろこしはサクサクとしてみずみずしくて、甘くてプチプチはぜて壊れる。ピーマンが香りを添えて竹輪はプルンと食感たのしい。バターのコクと香りも味わい深く、途中で醤油をちょっと垂らすと屋台の匂いがやってくる。
残した竹輪にきゅうりを差し込む。どこまで太くきゅうりをしてもちぎれずにいてくれるのか、いつもドキドキしながら刺して今日はひと切れ、破れてしまったところができた。それもまたよし。竹輪のむっちりした食感をきゅうりが引き立て夏の味。
残したきゅうりは薄切りにして、ざく切りキャベツと塩もみにする。赤唐辛子の輪切りをくわえピリ辛味に仕立てて仕上げ、胡麻を散らしてご飯のお供にとてもよい。
砂糖をたっぷり加えて焼いた玉子2個の玉子焼き。砂糖のせいで表面焦げる。香ばしくってこれもよし。
父の畑できゅうりが豊作です。毎日20本ほど取れています。ありがたく水代わりにかじっていますが、もぎたては何よりおいしいです。ぬるいけど。
塩もみに醤油炒めに糠味噌に。今度ズッキーニみたいにラタトゥイユに入れる予定です。
ちいさん
昔は農作業のときの水分補給にきゅうりが重宝されたと聞きます。みずみずしさは格別ですものね。
熱を通したきゅうりもおいしいですよね。サンドイッチを作るときにも薄切りしてから一度湯通しするといつまでパリパリするんですよね。オモシロイです。
パリのカフェの気分を味わいたいときには原宿にかつてあったオーバカナルに行っていました。あの塩対応がなんとも言えませんでした。先日銀座のお店で遅いお昼を頂こうと思ったら長蛇の列。どうやら若いお嬢様方がケーキを求めて並んでいらっしゃるよう。そういうお店だったかしらと思いながら諦めました。
ぴーちゃんさん
お行儀のよいフランスビストロでは人が集まらないという現実があるのでしょう。
飲食店の責任ばかりではないいろんなことがあるのです。