ちょっとさみしいルノアールの朝

朝ご飯をルノアールにて。チェーン店なんだけど昔の商店街にあった喫茶店のようなムードがうれしいお店。どこのお店も喫煙席が前提で、申し訳程度の仕切りで禁煙席が用意されてる。これも間も無く新たな禁煙ルールが法制化されるとなくなる昭和の記憶。
最近、新しくできたばかりの店ではしっかり分煙構造になっているけど、この店、かなり古いのでしょう。昔ながらのエアコンのパッケージなんてガムテで補強されてましたもん。それも風情でございましょ。
さて朝ご飯とメニューをみるとなんと哀しい。オキニイリのメニューがなくなっておりました。

厚切りトーストにサンドイッチが3種類。
焼かないサンドイッチが2種類にトーストサンドが1種類。
もう10年以上もこの4種類でやっていたのに、そこからトーストサンドがなくなっちゃった。
来るたびボクがたのんでいたのが、そのトーストのサンドイッチ。
どの店でたのんでも、いつたのんでもよく焼けていてボクの好みのサクサクとした歯ざわりがたのしい出来栄えに重宝していた。
それがなくなり、代わりにフォカッチャのサンドイッチになっていた。他のメニューがそのままだったから、なんだかボクだけ裏切られちゃったみたいに感じてなんとも切ない。
とは言え、しょうがないからそれをたのんで食べることにしたのだけど…。

これは好きではありません。
ふっかりやわらか。ペトペトしたような不自然なふっかり感と口どけの良さ。
今の大衆狙いのパンの定石を、きっちり抑えた仕上がりで、それが苦手でちょっと困った。挟んでいるのはチーズとハム、それかたぽってりマヨネーズ。一口食べるごとに昔がなつかしくなる。

茹でた卵が一個つきます。
殻を剥こうと手にすると、茹でてまもないホカホカ卵。
トントンとテーブルの上で叩いてヒビを軽く入れ、手がかりつけてスルンと剥こうとするのだけれど…。
これが最初はうまくいかない。

新鮮な卵だったからなんでしょう…、殻の内側の薄皮が白身にぴったりはりつきなかなか剥がれない。
一緒に白身の一部が崩落。
慎重に慎重にと、薄皮をまず剥がして残りはキレイに剥けた。
卵のお尻の部分に水がちょっと溜まって茹で上がり、黄身の黄色が仄かに滲む。良く茹で玉子でオキニイリ。細かく壊れた卵の殻がお皿の上に散らかって、朝の奮闘の名残となった。

サンドイッチのフォカッチャの存在感があまりに強い。それがこれを好きになれない理由だろうと、それで剥いたばかりの茹で玉子を2つに割ってパンに押し込む。それでパクリと味わうとパンのふっかりとろける感じが、茹で玉子卵のむっちり感でほどよくなってそこそこおいしい。
塩麹味のスープの風味がちょっと変わってコンソメ味に近づいたのはありがたきこと。長く続けるためにはこうして、試行錯誤をしなくちゃいkない。わかっちゃいるけど変わらぬことも大切なのに。それほどトースト焼くコトが大変なコトに思えるほどに仕事が大変なんだろうな…、と思ったりした。なやましい。

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