さぼうるでバナジュー、ミロンガ・ヌオーバでタンゴ

仕事の合間にお茶をする。
ひさしぶりの神保町です…、まずはさぼうる。
狭い路地に面してあって、どうなんだろう…、この外観の偏執的なほどにゴテゴテ。ポリネシア風といえばいいのか、フォークロアと表すればいいのかとまどってしまうほどに装飾さまざま。
お店の中もレンガに枯木、古いランタン、民芸風の小物にモビール。小さな椅子とテーブルがギッシリ並んで、何かが迫ってくるような不思議な空間。
歴史であります…、学生の街であると同時に自由な仕事をする人の街でもあって、そういう彼らが現実からちょっと距離を置きたくやってくるのにピッタリ。しかも案外流行ってて、次から次へといろんな人たちがきては空席を埋めていく。

バナナジュースをたのんで飲んだ。
バナナにお水。
ミルクにシロップ。
クラッシュアイスをたっぷりいれてジャジャっとミキサーで混ぜて仕上げる。
昔ながらの喫茶店的バナジューで、飲むとシャリシャリ。
砕けた氷が喉をくすぐる。
甘みに酸味。軽い渋みがバナナらしさを主張する。

伝票と一緒にやってくるのがピーナツ。小さなお皿に10粒ほどで、ちょっと強めの塩がたっぷりほどこされ、コツリコツリと奥歯を叩いて砕けてとろける。そこにバナナジュースを再びゴクリ。サラサラとしたバナナジュースが濃厚味になっていくのがオモシロイ。タバコの煙が目に染みて、飲んでそうそう、あとにする。

 

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それからもう一軒。ミロンガヌオーバにやってくる。
小さな店です。レンガ造りで中にいるとまるで山小屋にいるような感じがしてくる。
その空間に不釣り合いなほど大きな古いスピーカー。そこから流れてくるのはアルゼンチンタンゴ。ただでさえバンドネオンの音の圧力は強くてしかもそれが大きなスピーカーからやってくるから、肌を突き抜け魂をわしづかみするような気持ちがしてくる。
壁にはレコードがギッシリ。どれもがアルゼンチンタンゴのレコード。デジタルではない音ならではの深くのびやかな音ゆえ、スピーカーの前に座っていながらまるでうるさくはない。ウットリします。

ココで飲むのはいつもウィンナーコーヒーで、今日もそれ。
ハンドドリップで落としたコーヒー。ちょっと酸味がかっていてしかも苦味がしっかりしている。熱々のカップにそれを注いだら、ホイップクリームをたっぷり絞る。コーヒーに触れたホイップクリームがコーヒー含んでふっくら泡になってカップの縁に盛り上がる。
カップに口つけ泡を啜ると一緒にコーヒーが口の中へとやってくる。
甘い。そして苦味、酸味がおだやかになりしかも冷たいホイップクリームでコーヒー自体の温度が下がる。ちょっとづつ、ほんのちょっとづつ泡と一緒にコーヒーを飲み、最後の最後までホイップクリームの芯の部分は形を崩さずそのまんま。ニッコリします。オキニイリ。

 

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