さくら咲くまえ、クジラを食べて酒を呑む

東京駅から北に向かって二時間弱。
仙台のちょっと手前の大河原という街にやってくる。
川の両側に桜がずらりと並ぶ「一目千本桜」の壮観なさまで有名な店。
去年は残念ながら花が散った直後の訪問。今年は早めにときたのだけれど残念ながら早すぎた。まだつぼみばかりで来年こそはと思って夕食。
「和の台所なだまん」という日本料理のお店で飲んだ。
もともと遠洋漁業の船にのってた人が開いたお店でだから魚がピカイチ。今日もおいしい魚を食べようと思うもまずは野菜を食べる。ごちそうサラダって大盛りサラダで、千切りキャベツに人参、きゅうり。ツナ缶、輪切りのゆで卵と普通の食材ばかりなんだけど、なぜだから酒が飲めちゃうのがいい。

おまたせしましたと刺し身が来ます。
深い赤色。
マグロの赤身のようにも見える。
けれど肉質は細やかでみずみずしさより肉々しさがみてとれる。
ミンククジラの赤身の刺し身。
醤油ににんにくをたっぷりといて、とっぷりつけたら口に運んで噛んで味わう。
ネットリ奥歯にからみつき、軽い酸味を残しながらゆっくりとろける。口の温度でクジラの肉の温度もあがりほのかにクジラの香りがするのがおゴチソウ。
カジキのかまを焼いたのが続いて到着。皮は硬いからヒックリ返して肉をせせって酒のお供にパクリパクリと。ゼラチン質が強くて唇、ピトッと乾くと貼り付くような食感独特。

揚げ出し豆腐の上にギバサ。関東ではアカモクと呼ばれる海藻を刻んだものをたっぷりのっけてツルンと食べる。ギバサの中には赤貝の紐がたっぷり混じってそれがコリコリ。それも噛んでるうちに粘ってとける。オモシロイ。
あんこうの切り身を揚げて南蛮漬けにしたのをパクリ。店のご主人が酒豪でらっしゃる。だから酒を飲みたい気持ちに合わせた料理が上手。
おしのぎで…、と筋子を芯にして巻いた寿司。シャリの酸味はおさえぎみ。キチッと巻かれて大葉が香りのアクセント。パクリパクリとつまんで食べて、ビールに焼酎、日本酒と酒を次々たのしみそろそろカラオケしようかとスナックに行く。

 

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夜遅くまでたのしみました。住んでる街じゃないのだけれど馴染みのスナックに行くと見知った顔にいくつも会えてたのしい会話を交わしながら歌って飲める。大きな街にはない愉快な時間にニッコリしました。
そして朝。ホテルのバフェは地元のおばちゃんが作る手作り家庭料理が満載で、高野豆腐の煮付けにささかま。きんぴらごぼうにきんぴらこんにゃく。キャベツと玉子の炒め煮に青菜のおひたしと野菜たっぷり。やさしいゴチソウがありがたい。
ココにもギバサがあって刻んだオクラと一緒にズルズル飲み込む。ご飯の上には大根おろし。スイートコーンをのっけてパクリ。濃厚味の味噌汁で昨日の酔いを一気にさます。さぁ、仕事。

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