ご近所さんの社交場的なるそば屋のお昼、ミニ天丼

今日は一日、四谷三丁目でぼんやり過ごそう。それで昼を「四谷大木戸藪蕎麦」にした。
そば屋さんの店先に立ち、香る匂いには2種類ある。
出汁の匂いと天ぷらを揚げる油の匂い。どちらもいい匂いとひどい匂いが当然あって、例えば化学調味料が燃えるような匂いが漂う立ち食い蕎麦の店の前は息を止めて小走りしちゃう。
古い油の匂いも最悪。ここはごま油のおいしい匂いが漂っていて、天ぷらがおいしい店に違いない…、って予感させるのがなんともステキ。それでいつも天丼セット。靴を脱ぎ、ひんやりとした板間に座ってのんびり待ちます。
ご近所のシニアの人に人気の店です。お店の人と、あるいはお客様同士で世間話に花が咲く。今一番の話題といえば、ワクチン接種を終えたかどうかというコトで、ほとんどの人が一度目終えてそろそろ二度目。そしたら心置きなくゴルフに行ける。

最近は運動不足でしょうがない…、っておじさん二人が話をしていた。
なんとステキなシニアな生活。
しばらく待ってやってきた今日の昼食。
冷たいぶっかけ蕎麦にミニ天丼。
ミニ天丼のネタはキスにししとう、茄子にかぼちゃ。やっぱりエビがないと寂しい。それでエビ一本を追加する。
お店の人が「天丼用、それとも蕎麦用?」って聞いてくれるので天丼用にとお願いするとタレをしっかりまとわせたのが一本、天丼の上にのっかりやってくる。
ポッテリとした厚めでしかもふっくらやわらかな衣をまとった天ぷらで、ちょっとフリッタみたいな仕上がり。その衣が容赦なくタレを吸い込みご飯と一緒に食べるとこれがなんともおいしい。ミニというものの深めの器でご飯がたっぷりはいっているのがまたいい感じ。

コリコリとした歯ごたえのよい蕎麦に醤油の風味がスッキリとした冷たい出汁。大根おろしを追加して、蕎麦にのっけて冷やしおろしそばのようにしてたのしんだ。鰹節がしっかりきいた冷たい汁は、酸味がおいしく後口スッキリ。天丼の甘くて油がどっしりとした味と互いに引き立てあって、食べはじめるととまらぬゴチソウ。
甘味がふたつついてくるのもこの店の天丼セットのうれしいところ。ひとつは淡雪羹をベースに甘く煮た小豆をたっぷりのっけた棹物。もう一種類はほんの一口分の冷やししるこで、やさしい甘みにウットリします。のんびりうちに帰りましょう。

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コメント

  1. わに

    我が家でもこの店は贔屓にしています。テイクアウトの天丼を持ち帰っても冷めずに食べられる距離。最寄りにこういう店があるのは幸せです。カレー南蛮も好き。町内の杉本商店製のカレー南蛮のもとを使っている筈です。(って、杉本商店はカレー南蛮に関しては業界でかなりのシェアを持っているらしい。)

    • サカキシンイチロウ

      わにさん
      大木戸藪さんのカレー南蛮は食べたことがありません。
      四谷三丁目のカレー南蛮は尾張屋さんと決めてしまっていたので、次回はカレー南蛮を食べてみようとココロに誓いました。
      カレー南蛮にここの天ぷらを乗せたらどれほどおいしいだろう…、と虎視眈々。ありがとうございます。

  2. わに

    私の認識では大木戸藪さんは四谷三丁目じゃなくて四谷四丁目の店です。三丁目では尾張屋さん、四丁目では大木戸藪という住み分けで如何でしょう。

    • サカキシンイチロウ

      わにさん
      確かに藪さんは四谷四丁目。三丁目と四丁目で住み分けが可能なのて、なんと博愛主義なことでしょう。

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