この上もなく上等な汁かけご飯、銀座アスターの夜

伊勢丹本店の最上階。食堂街の中の「銀座アスター」にやってきてみる。
実は伊勢丹本店の向かい側にも銀座アスターのお店がある。
大きなビルのワンフロアーを全部使った大きな店で、個室もあれば宴会場も揃ってる。
一般のテーブル席は大きな窓に面したホールにゆったりと設えられてて、空間自体がそもそも豪華。
それに比べて伊勢丹の中の店は小さい。
窓もないし、客席同士がそれほど離れておらず通路も狭くて窮屈。百貨店の中の店だからしょうがないといえばしょうがないのだけれど、でもボクはこの店が好き。
理由はメニュー。商品数は絞り込まれていて、しかもちょっと背伸びしたような贅沢感があるのがステキ。ページを開くたびに背筋がのびてくる。

この店ならではのメニューをひとつ。
フカヒレスープかけご飯という料理で、これほど贅沢な汁かけご飯が他にあろうか…、と食べるたびにウットリしてしまうオキニイリ。「ご飯少なめでお願いします」というと、3分の2ほどでよろしいでしょうか…、それより少なくしてしまうとただのフカヒレスープになっちゃいますからと。
なるほどそうかもしれないなぁ…、と思ってそれでお願いをした。
サイドに漬物。シャッキリとした酢漬けの大根と薄味のザーサイ。どちらも上等。
五目あんかけ焼きそばを一緒にもらって、ひとそろえ。

麺はパリパリに揚げたものと、多めの油で焼き揚げたものの二通り。
後者が好き。
焦げるくらいによく焼きでお願いしますとリクエスト。
たっぷりの五目あんかけの下から引き出した麺はたしかにそういう仕上がり。
焦げたところはバリッとしてて、焦げずに残った蒸し麺部分はほどよくやわらか。一度に2つの焼きそばを食べてるような気持ちになれる。
具材は多彩。そして贅沢。エビに叉焼、豚バラ肉。白菜にネギ、しめじに椎茸、フクロタケ。小松菜、ヤングコーンと味わい、食感ともに多様で多彩。
食べてるうちに餡がほどけてスープに戻る。それを麺がたっぷり吸い込みスープ麺のようなってく。一度に2つじゃなくて、一度に3つの麺を食べた感覚。オモシロイ。

さて、フカヒレスープかけご飯。スープは軽めのとろみがついてて、けれどサラサラ。あんかけではなくあくまでスープ。
トロトロのフカヒレあんかけをかけたご飯は多いけど、スープをかけたご飯はちょっとめずらしい。
フカヒレのゼラチン質がご飯の表面をコーティングして、サラサラコロコロ、舌の上を転がり滑るような食感が独特で、なるほど、ご飯を少なくしすぎるとこの食感が味わえなくなるのでありましょう。
青梗菜のシャキシャキ感がよきアクセント。白い胡椒をたっぷりふりかけ、味と香りにメリハリつける。軽いとろみといえどもそれがスープに蓋をしてずっと熱々。お腹もおいしくあったまる。

 

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