こどもつかい

映画を観ます。
「こどもつかい」という映画。

呪怨シリーズで一世を風靡したホラー映画の巨匠。
清水崇が監督をつとめるホラー映画。
公開直前までほとんどプロモーションらしいプロモーションをしていなかったにもかかわらず、大きな劇場がほぼ満席。
しかもホラー映画に縁がなさそうな女子がギッシリで、主演俳優目当てなんでしょう。
主演はなんと、ジャニーズ事務所の滝沢秀明。
ホラーにはまるで縁がなさそうな美形スタアがホラー出演と話題性満点。
上手いと思った。

ちなみに彼の役どころが、映画のタイトル「こどもつかい」なんですね。
大人からひどい目にあった子どもたちを使って、その大人を呪い殺させる役。
格好がかなりエキセントリックで、ジャックスパロウみたいなコスチューム。
もともと彼の顔はオーランド・ブルーム的な舶来二枚目顔だから、その顔でジョニー・デップみたいな演技をするのはかなり滑稽。
ただ、普通の二枚目が真剣に滑稽なコトをするとかっこよく見え、普通を遥かに超えたスゴい二枚目が滑稽なコトをすると格好良さを超えておそろしい。
そういう意味で、彼の存在そのものがホラーな感じでこりゃなかなかの名キャスティング。

とはいえ本当の意味での主役は、子どもたちでしょう。
子供が純粋に無垢な存在であるというのは幻想で、子供は人間のありとあらゆる側面が凝縮されている魔的な存在。
彼らがただただ淡々と大人を殺していく。
実際に殺すシーンが描かれているわけではないのだけれど、そうイメージするだけで怖い。残酷に思えて気持ちが凍る。こういうホラーもあるんだなぁ…、って思ったりする。オモシロイ。

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