ここにしかない紅茶の世界に戯れる

渋谷に紅茶を飲みに行った。「スミスティーメーカー」というお店。
渋谷駅前の超高層ビル、スクランブルスクエアの4階、アパレルフロアに先月できたばかりのお店。「生涯を通してアメリカのティー文化の再興に尽力したスティーブン・スミスが発足したポートランド発のスペシャリティ・ティーに特化した職人集団」…、ってウェブサイトには紹介されてる。
ポートランドといえばスターバックスの生誕の地、シアトルの隣町。シアトルに負けず劣らず意識高い系の町であると同時に、自然に恵まれたアメリカ人にとって住んでみたい場所のひとつ。そんなところで生まれた紅茶のブランド。そしてそのフラッグシップ的お店がこの店。

販売コーナーにはガラスの覆いを被せた茶葉がズラッと並んで、香りを確かめることができる。
まるで香水を売っているかのような売り場がおしゃれ。
売り場の横にカフェがある。
大きなカウンターの中に厨房。
その厨房を眺めるように配置された椅子やテーブル。
まるで研究所を眺めているような景色にワクワクさせられる。
カウンターの上にもガラスの覆いに茶葉が3つ。
その飲み比べの提案があって気をひかれます。しかもそれぞれの紅茶に合わせたお菓子とのペアリングの提案まであってそれを試した。
それにしても厨房に置かれた機材の独特なこと。エスプレッソマシンにクラフトビールのサーバー、お湯を注ぐための装置にコンベクション。何種類ものアイスティーがピッチャーに入って並べられていて紅茶のお店のように見えないところがまたたのしいの。

飲み比べはミントティーにアールグレイ、カモミール。
どれも香りがしっかりしていて、ひと口飲めばそれぞれの違いがわかるわかりやすさがたのしくていい。
お菓子はそれぞれの紅茶に合わせたピュレをクッキー生地で挟んだもの。ミントティーにはスパイシーな野菜のピュレを、アールグレイはプロシュートとトリュフのピュレに粗く砕いた岩塩、カモミールにはカカオのペースト。
これがひとつひとつおいしい上にたしかにお茶とあわせることで互いを引き立ておいしくなってく。
茶葉をミルで挽いてエスプレッソマシンで抽出。それでラテを作る提案もおもしろくって、そのなめらかな喉越しがあまりに肉感的でもう夢中。ちょっとハマってしまいそう。

 

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