きそばのにゅうめん、新宿で鍋

kisoba仕事を終えて帰路の途中のおいしいたのしみ。
小山駅の在来線。
湘南新宿ラインの登りが停まるホームに「きそば」という名前の立ち食いそばのお店があって、最近、とみにオキニイリ。

立ち食いそばの世界にあって、駅のホームにある店はそれそのものが一つのジャンルをなしているのであろう独特。
電車がやってくる前に食べ終えなくちゃならないという制約条件。しかもホームの往来を邪魔せぬサイズ。
当然、電車を利用する人だけが対象と、こんな厳しい場所はなく、けれど多彩で多様がお店が存在するというのがたのしい。
ただ、徐々にそういうお店も減り始めてる。
理由は駅舎がどんどん立派になってってホームじゃなくても良くなったから…、に違いない。この小山駅にもかつては沢山のホーム蕎麦があり、今ではここだけ。しみじみステキ。このため実は電車を一本、遅らせました。

kiso-kenbaikikisoba2券売機にて食券買って手渡し待ちます。
カウンターの向こうに小さな厨房があり、麺茹で釜から湧き立つ蒸気が寒いホームをあたたかくする。

そう言えば、この店ではじめて蕎麦を食べたのが、今年の夏。
季節ごとに季節の商品が提案される。
券売機の一番左の下から三番目のボタンがそういう商品の定位置になってて、そこに「夏の激辛蕎麦」っていうのがあってそれ。ひとすすりごとに汗が噴き出す爽快感がココでハマったきっかけだった。

季節は冬です。
そのときだけは恨めしかった厨房からの蒸気が今ではいとおしく、この季節には何があるの?
見るとにゅうめん。
しかも「新生姜と鯛だしを使った」にゅうめんと書いてあるではございませんか。
こりゃ、食べなくちゃとたのむと少々お待ちください。3分ほどの茹で時間。写真撮りつつちょっと待つ。

kiso3kiso2kiso1

丼の中のうつくしきさまにウットリします。透き通った黄金色した出汁がなみなみ。中には白くて細いにゅうめん。そうめんよりも若干太く、スルリとたぐるとヌルンと口の中に飛び込み、ネットリ、口中なでまわすような肉感的なるなめらかさ。
小麦の匂いがポワンと漂い、そこにきれいな出汁がからんでなんとも上品。
鯛出汁とは言え、鯛の香りが濃厚か?というとハテナではあるけれど、十分おいしい魚の風味。甘みも上等、なにより旨みがドッシリしてる。
にゅうめんの上にのっかる新生姜。遠目にタラコに見えるところがおもしろく、かじるとザクッと歯切れて酸っぱい。噛むと酸味が辛味にかわり、お腹スッキリ。夜のおやつになりました。

 

関連ランキング:そば(蕎麦) | 小山駅

 

nabe-misenabe1n

新宿に戻って夕食に鍋。オキニイリの「鍋ぞう」にくる。
しゃぶしゃぶをメインに、すき焼きやチゲ風、とんこつとスープにこだわった鍋を楽しむことができる店。食べ放題が前提で、なにより野菜を自由に選べて、食べられるというのがおじさん的にはうれしいお店。
野菜バフェの品揃え。しかも野菜ひとつひとつのレベルが良くて、だから肉を沢山お変わりしても罪悪感がないのがたのしい。野菜だけじゃなく豆腐や春雨、あるいはこんにゃくと鍋の具材には事欠かない。鍋の半分にしゃぶしゃぶスープ。残り半分にすき焼き用の割り下入れて、肉は和牛と大和豚。

nabenabe-butaしゃぶしゃぶ鍋の方にはタップリ、刻んだネギをまず投入。
クツクツ炊くとネギがしんなり。
熱が入って膨らんでいく。
そのネギの上に肉をのっけてやるとふっくら。
しゃぶしゃぶじゃなく蒸し豚みたいな感じに仕上る。
肉はツヤツヤ。肉が痩せることなく厚みをもって仕上がっていく。
ネギを肉でくるんで食べる。ポン酢にごまダレ。
どちらもおいしく、しかもどちらもおかわり自由。
すき焼きの方には豆腐を沈めて炊いて、九条葱やらしらたきやらと煮込めば煮込むほどおいしくなってく素材を入れる。

それにしても今日の肉はなかなか良かった。
和牛の肩ロースは油の状態がとてもよくって、すき焼きで食べるも、しゃぶしゃぶにして食べるもどちらもいい感じ。
脂がいいから食べてもお腹が重たくならない。
食べ放題の肉ってこういう肉じゃないと本来だめよね…、といいつつクツクツ。あるいはしゃぶしゃぶ。
しゃぶしゃぶはいつもはごまダレにつけて食べることが多いのだけど、今日はなぜだかポン酢がおいしい。歳をとるとやっぱりこういうスッキリ、酸っぱいものがおいしくなるのかなぁ…、って思って食べる。

nabe-tomaton-tomatosoban-ice

鍋野菜だけじゃなくサラダ野菜も揃ってて、例えばトマト。タップリとってすき焼き鍋の中に投入。脂まみれになってく割り下が、トマトの酸味でスッキリしてきておいしくなる。
しゃぶしゃぶのスープのアクをキレイにとって、そこにトマト。それからイカのボールを入れて沸騰したら中華麺。塩と胡椒で味整えてクツクツ煮込むと麺の打ち粉がとろけてスープにとろみがついてく。トマトの旨みと酸味がおいしい〆の麺の出来上がり。ジェラート食べてお腹に蓋して、家に帰ったらお風呂に入って旅の疲れをとる予定。

 

関連ランキング:鍋(その他) | 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅

コメント

  1. Eiko

    またまた駅そばにしてはchallengingなメニューですね~
    栃木市の岩下の新生姜のおかげというかせいというか、普通の生姜より新生姜の漬物が入るメニューが、県南の個人飲食店にも多い気がします。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      Eikoさん
      攻めてますよね。
      おっしゃる通り、メニューにも「岩下の新生姜」とクレジットされていました。
      でもおいしかった。
      上品な出汁と生姜の辛味と酸味。いい組み合わせだなぁ…、と思いました。

Eiko にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。