からみ処なる不思議居酒屋

新宿三丁目で用事をすませて表に出るとスゴい雨。
ザーザー降りで、傘差しピチャピチャ。三丁目から二丁目にゆき、先日友人がハマってるんですって言ってた店を覗くことにした。
「からみ処・粧」という店。表からみるとあくまで居酒屋。にもかかわらず「からみ処」と店名にあり、その友人は深夜に気づくとココで日本酒を飲みながら麻婆豆腐を食べているんだ…、と。
自由な街の自由の店で、まだまだ早い時間だったからでしょうか。中に入るとファーストゲスト。カウンターに座ります。

ビックリするほどメニューが多い。
今風に写真のついたものでなく、すべてが文字。
メニューブックの右半分は定番メニュー。
左半分は今日のメニューという具合。
実はこの店。
シェフが3人。それぞれ洋食、日本料理に和食家庭料理が得意な人で、彼らが働く日が違う。シェフに合わせて左半分の今日のメニューが変わるらしくて、今日は火曜日。
洋食シェフの得意料理が並んでいるんだ…、とシェフがでてきて説明をする。
ついでに今日、おいしくできてて食べてほしいという料理を幾つか説明していく。全部の料理を説明したら3時間はかかっちゃうからとかって冗談いいつつ、その説明が説得力があってたのしく、結局、シェフが食べてほしいモノばかりを選ぶ。他の人たちも結局おんなじ料理を食べてた。
自分で選ぶ気を喪失させてしまうほどの料理を揃えて、売りたいものを買わせるこういう心理的なセールス手法ってオモシロイなぁって思ったりする。

自家農場で収穫している野菜が売り物。
それを自然に味わうサラダが自信をもって勧められる料理というのでたのんでみると、たしかに見事。
白いピーマン、紫ピーマン。キュウリ2種類、ツルムラサキにトマトが4種。どれも野菜の味がしっかり伝わってきて、中でもニンジンがいかにもニンジン的な歯ざわり、香りに甘み。素材の力にウットリします。
「からみ処」という名前の由来のひとつが、麻婆豆腐がおいしいこと。他にも麻婆ピザとか、麻婆春雨を包んだ饅頭とか、辛くて痺れる料理が多数。
たのんでみれば確かにおいしい。辛さ、痺れのバランスがとてもよくって我慢できるギリギリ具合がかなり絶妙。食べ続けると汗がジンワリでてくるゴチソウ。

今日のおすすめ料理が続く。
ぶりの竜田揚げをたのむと、ふっくら、しっとり。とてもジューシー。
生姜、にんにく醤油がしっかり染み込んでいてご飯をねだりたくなる味わい。
水なすを揚げた天ぷらは、衣サクサク。
奥歯が感じぬほどに儚い薄衣で、中はトロトロ。
生で食べることが多い水なすは、加熱すると驚くほどにとろけて甘くなってくゴチソウ。意外な食感にビックリします。
ちなみにお店はほとんど一人で運営していて、お客様を待たせぬ工夫をしっかりいてる。白とうもろこしの刺し身をすすめられたのだけど、切ればできるスピードメニューで、なのに食べるのに時間がかかる。しかもおいしいとよく考えたなぁ…、って思った。オモシロイ。

 

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