かつ丼とドーナツ。霧雨土砂降り曇りに晴れ間
昼はかつ丼だなぁ…、と思って尾張屋。
朝から天気がグズグズしてて今日は一日、四谷三丁目界隈で過ごすことにした。
「かつ丼、ご飯少なめ、卵硬めでお願いします」っていうのがいつもの注文で、かつてなじみのスタッフさんがいてくれたときには「かつ丼ください」の８音に「ご飯少なめ、卵硬め」まで含んでた。
それも今ではボクがずっとふたりでここに来ていたことを知る人もいなくなってしまったこともちょっと悲しい。しょうがない。
ここは出汁が独特で、鰹節や昆布だけじゃなくいりこなんかも使ってとっているのでしょう。
味噌汁を飲むとその力強さに圧倒されるようで、独特にして好きな味。軽い渋みに酸味があっておいしいんです。カツ丼にも当然その出汁が使われていて、だからどっしり。閉じた卵がなんともおいしい。
沸騰させた汁とよく溶いた卵が出会ってできた小さな穴が卵にびっしり開いている。カツをしっかり包み込み、煮汁が染み込みやわらかくなってしまったパン粉衣が、玉子と一体化した食感がなによりおいしい。
肉はやわらか。クチュッと潰れる。
やわらかくなってしまったパン粉衣も噛めばカサっと揚げたてだった頃の余韻を感じさせ、頭の中でサクサクしてくる。
甘くてちょっと香ばしいカエシの風味がまた独特で、飴色になった玉ねぎがシャキシャキしていてよきアクセント。
硬めのご飯。煮汁は少なめ、だから白いままのご飯がまだらに残ってて食べるところで味の印象が違って感じるところもおいしい。カリカリのたくわんまでもがオキニイリ。
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今日はなんとも不思議な天気。
朝、家を出たときには霧雨で朝食を終えてお店をでたら土砂降り。
昼食を終えたら雨があがってた。
歩きだめをしておかなくちゃと歩いていたらまた土砂降りで信濃町のアトレに飛び込み雨宿り。
アイストールドリップをたのんでお供にストロベリードナッツを選んでたのむ。
これ、今、スタバのペストリーの中で一番好きなもの。
まず目に鮮やかでおいしそう。
ドーナッツの上にストロベリーコーティング。ところどころにいちごの粒が混じってて、食べる前から甘酸っぱいいちごの香りにニッコリしちゃう。
生地はふっくら。サイズは大きく見えても手に持ち上げると案外軽い。ドーナッツの形をしたパンのような感じさえする。そこが好き。
割ると中からいちご色のジェリーがでてくる。これが酸っぱくドーナッツの甘さをキリッとひきしめるのね。しかも得した感じがするのがステキ。
生地はふっかり。そして最初は乾いた食感。
食べてるうちに唾液と混じってとろけてなめらかになっていく。食感の変化がたのしい。
いちご味のコーティングがサクッと崩れる。そしてとろける。甘くて酸っぱく、甘みやさしく口の中をいちご味にしてくれる。良く出来てるなぁ…、って感心します。酸味明るいアイスドリップと相性もよく、ゆっくり時間をかけて味わうオキニイリ。
お店を出たら外はムシムシ。空は明るく晴れ間も見えて、たっぷり降った雨を蒸発させたからでしょう…、ウェットサウナの中のよう。歩いていたらまた雨になる。傘をさしたり閉じたり忙しない。
