お茶の水から水道橋でハイナンチーファン

打合せの時間まで、30分ほどの時間があった。せっかくだから山の上ホテルのロビーラウンジでコーヒーを飲む。
ハンドドリップのブレンドコーヒー。
ラウンジと言うより昔の家の応接間に置かれているようなテーブルの上に、家にあったのと同じカップにソーサー。レース織りのテーブルマットと雰囲気のどかでホっとする。
コーヒーのお供にと運ばれてきたミルクピッチャー。金属の肌にビッシリ、細かな水滴がつく。ついさっきまで冷蔵庫の中に入っていたのでしょう…、濃厚クリームが冷たくてたっぷり注ぐと熱々コーヒーが飲み頃になる。
この場所のこの雰囲気がいいのか、それとも空気自体が特別なのかココでコーヒーを飲んでるといろんなアイディアが降りてくる。今日もあれこれ。30分じゃもったいないな…、って思ったりする。移動する。

打ち合わせを終え、昼食の場所に向かってぶらぶら。
御茶ノ水の隣駅。
水道橋の近くにオキニイリの蕎麦屋があって、夏には手切りのひやむぎがある。
それと蕎麦との夫婦盛りでも食べようか…、と、4日連続の蕎麦を目指してテクリと歩いた。
ところがなんとお店はおやすみ。
10日近くの夏休みを取るんだ貼り紙がある。
生業店です。
盛業店でもあって、こうして自由に長い休みがとれる余裕があるのがおいしい証。

さぁ、別の店を探しましょう…、とのんびり散歩。
昼時にはいつも行列でにぎわっていた「とんかついもや」の跡地にできたお店はガランと開店休業みたいな状態。
行列があった場所で同じような商売やっても必ず流行るわけじゃないのがが飲食業の厳しいところ。
それにしてもテナント募集の貼り紙が目立つコトにしんみりします。
かつて学生や近所のサラリーマンたちでにぎわった街も静かなモノで、みんな一体どこに行ってしまったのやら。食べることよりたのしいことや、お金を使わなくちゃいけないことが沢山あってしまっているからなんでしょう。なんだかちょっと愚痴っぽい。

そして昼。結局、海南チキンライスのお店を選ぶ。
水道橋駅からちょっとあるいたところのお店。
角地の二階で明るくて、中に入るとシンガポールの路面の食堂に入ったみたいな感じがするのがオキニイリ。
チキンライスの他にもラクサヌードルやプロウンミーにマレーカレーと、シンガポール的な料理があれこれ揃う。
いつも迷いはするのだけれど、やっぱりココではチキンライス。
大抵の店では茹でた鶏を使うのだけど、ココではその茹でた鶏に衣をつけて揚げた「ディープフライドチキンライス」がある。茹でた鶏肉のブヨブヨした皮や脂がどうにも苦手なボクにはうれしい料理。

それにしてもおじさんたちが多いというのにびっくりします。アジア料理は女性好みな料理で、ココは場所柄なのか。それともわかりやすい商品構成が功を奏しているのかどうか…、オモシロイ。
バリバリ揚がった鶏むね肉にタレが三種類。中国風に甘いこってりした醤油。スイートチリにネギ油。どれも日本の味や風味とはちょっと違ってエキゾチックな味に整う。
なによりココのごはんがおいしい。長粒米を鶏のスープで炊き上げていて、軽いおこげの香りがなんともこうばしい。口の中でパラパラ散らかる感じがたのしく、なるほどそうか…。ココしばらく食べておいしいと感じてた蕎麦、クロワッサンはみんな口の中で散らかる感じがおいしい料理。合点しました…、夏の口。

 

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