お店とお客さまの関係のコトをサイゼリヤにて考える
とてもにぎやか。グループ客に若いファミリー、シニアさんと客層さまざま。
近くに座ったおばさまが、自分はこんなにも健康に気を配った生活をしているんだと熱弁を奮ってらっしゃった。
たくさん歩かなきゃいけないけれど、1万歩も歩くと関節に負担がかかるって言われたから9500歩くらいにしてるのって…。
カロリーの話や食べ方の話。
どれも細かな数字を挙げて説明するさま、いかにも律儀な昭和世代って感じで聞きいった。
なにより歩くということに執着してらっしゃるようで、歩数の話を一生懸命。
そしてたのしい「言いまつがい」。
「万歩」を「マンボ」。
万歩計を「マンボケイ」っておっしゃる。
マンボを上手に踊れたかどうかの計測器があったらそれこそ健康にいいかもネって思ってクスッ。愛らしい。
ところでサイゼリヤって昔は「イタリア料理の気軽なカフェレストラン」って感じがあった。
ところが今ではファミレスよりの空気を感じる。
今日たのんだミックスグリルなんてまさにファミレス的な商品で、ハンバーグに辛みチキン、ポップコーンシュリンプとここの売れ筋メニューが盛り合わされてる。
おひとり様にはかなりうれしい。辛みチキンもポップコーンシュリンプも食べたいけれど一人前ポーションはいらないよなぁ…、って気持ちに答えてくれてて、ありがたくはある。辛みチキンは2個、ポップコーンシュリンプは5尾。ひとり分にはちょうどいい。
しかも大好きなカリッとポテトまで添えられていて、そのありがたさに拍車がかかる。
そこはかとなくカフェっぽさを残したキャロットラペも、ここではわかりやすく「さわやかニンジンサラダ」を名乗る。コツコツと奥歯を叩く食感がたのしくしかも案外量がたっぷりあって、そういや昔熱狂していた小エビのサラダはエビよりレタスが我が物顔で居座る様子に、最近とんと食べなくなった。
ガーリックトーストのミニフィセルがモチモチ食感になっていた。
タピオカ粉かなぁ…、澱粉質でふっくら感を強調したような食感で、噛み続けるとスベスベしてくる。
今の日本のパンの世界のど真ん中…、ボクは苦手でちと残念。
辛みチキンはおいしいなぁ…、パリッと皮がしていなくても食べることができるチキンはこれかケンタッキーのオリジナルチキンくらい。
手掴みにして指をなめなめ、骨から剥がして軟骨までもバリバリ食べる。
案外骨が細いんだなぁ…、って思いながらしみじみ食べる。
ところで隣のテーブルにやってきたお子さま連れのファミリーの所業が気になり食べることに集中できなくなっちゃった。
これからの飲食店とお客さまとの関係ってどうなっていくんだろうと、憂いながら毒を少々吐きました。
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いつもNOTEで楽しく学ばせて頂いております。
サイゼリヤ、私的にはカフェっぽい居酒屋として利用する事が多いです。
ところでサカキさんは平日のお昼(お昼前)にお酒を飲む(軽くたしなむw)事についてどのようにお考えでしょうか。自身の仕事が休日が不規則でそれも取得出来たり出来なかったり。そうすると日中に少しお酒を飲みに行きたいな、なんて思って町中に出たりします。
東京であれば日中からのめるお店(万世橋の常盤野は気持ちがいいですよね)があるのですが、私がいる仙台にはありません(9時か10時に葵という立ち飲みができるお蕎麦屋さんがありますが)。そうなると10時から空いているサイゼリヤは貴重な存在。
平日の日中に飲むって、日本ではお店側にもお客さんにも、罪悪感みたいなものがあるのですかね。いつかNOTEで記事として読みたいです。
マサハルさん
心臓の都合で気軽に飲むことができなくなった今、体の調子が戻ったらまっさきにしたいことが「昼からワインを飲むこと」です。
真っ昼間から飲んで…、って日本では眉をひそめる人もいますけど、昼のお酒こそ贅沢なご褒美だとボクは思います。起きぬけに飲むためのカクテルなんていうのもこの世の中にはあるくらいですから、もっと昼から「飲むための上質な機会」を用意してくれるお店が増えれば日本の飲食業もステキになるのに…、って思います。
リクエストにお答えして、昼飲みに関していつか記事を書いてみようと思います。