おやつに甘味、夜は真さばの皮焦がす
新宿西口前の小田急ハルクの一階に「時屋」っていうお店がある。
立て行灯には「甘味喫茶」と書いてあり、店名を抜いた幕には「どら焼き」と大きな文字。
どら焼きがおいしいというので有名な店で、喫茶室ではいろんな甘味をたのしめる。
夏のかき氷が種類豊富でお手頃値段で行列なんかとは無縁でのんびり。好きなお店のひとつだった。
20種類ほどの甘味メニューの中から3種類を選んで自由に組み合わせることができるメニューが人気で、今日もそれにする。
必ずひとつは「豆かん」。これは即決。それから磯辺焼きを選んでもうひとつ。せっかくだからどら焼きをとミニどら焼きのホイップクリーム添えをたのんだ。
やさしい甘みのあんこにふっかりとしたどら焼きの生地。口の中の潤いを一切合切持ってく生地がお茶をねだってあんこがとろける。やわらかでぽってりとした餅に醤油に海苔、おこげ。昔は家でよく作って食べたものです…、今では餅は毒みたいなものだからこれは本当にひさしぶり。
ここの豆かんには求肥が2枚。タナカくんは求肥が苦手でいつもボクにくれていて、いつの間にか「ボクは求肥が好きな人」みたいに思っていたみたい。本当は前歯の裏に張り付く感じがあんまり得意じゃなかった。でも「好きなんでしょう?」って言ってくれるから「ありがとう」ってニコニコ食べてた。今日もぺっとり、歯に張り付いた。それも良し。
コツッと硬めの小豆とホイップクリームを一緒に食べるとなんとおいしい。オキニイリ。
ハルクの地下の魚売り場を歩いていたら、立派な真さばを見つけてココロ踊らす。
おろした半身を一枚もらう。
家に帰って軽く塩水で洗って骨を抜いていく。
指でなでなで。コツコツ骨が触ったところに毛抜を当てて、一本一本丁寧に抜き、休ませておく。
塩が切り身に入り込み、表面ちょっとペトっと粘ったような感じになったところで焼いていく。
レンジの下のグリラーに入れじっくり、じんわり。何度も何度も中をみながら火加減をして、ちょっと焦がした感じに仕上げる。
脂ののったサバでした。脂が表に滲み出し皮がサクサク、揚がったように仕上がって噛むとじゅわっとおいしい脂が滲み出す。焦げた香りもおいしくて塩の塩梅もほぼ完璧。ご飯が進むオゴチソウ。
同じ売り場に数の子があって、見たらどうにもこうにも食べたくなった。
ご飯のおかずにも不適だし、なにより体のことを考えると魚卵はなるべく控えたいって思うもやっぱり食べたくて買って帰ってサクサク食べる。
茄子をかって細切りにして塩でもんでもんで休ませまたもんで、水気をギュギュッと搾ったところに赤唐辛子と鰹節。キュッキュと奥歯が痒くなるような食感たのしくみずみずしい。
かぼちゃをクツクツ出汁で煮込んで、千切りにした油揚げと味噌であ味をととのえる。甘くてあったか。あったまる。
「時屋」さんの豆かんも頂いてみたいです。
サカキさんチョイスの3種類の甘味、バランスが取れていますね♪参考にさせて頂きます。
junchanさん
あったかくなるとミニドラのかわりにところ天を選びます。何を選んでも間違いがないのがうれしいけれど、何を選ぶか迷わせてくれるのがうれしい悲鳴(笑)。
素敵なラブストーリーですね。。日常の中の、そういうひとコマって忘れられないですね。。
我が夫も私が体調を崩すとプリンを買ってきます。柔らかいコンビニプリンは苦手なのっていつも言うのですが、妻の不調=プリンの公式から抜け出せない様です。
いつか懐かしく思い出す時が来るのかもしれませんね
ららさん
食べるということに関する思い出って、あとからあとから湧いてくるんです。
一緒にいたことよりも、一緒に食べていたことで2人の絆を一層感じたりする。
人って食べる生き物なのですね。
時屋さんの御雑煮が好きです。
ちょっとお腹が空いて甘いものを食べたいな
で、ゆったりとしていてのんびり休めますよね。
とんちゃんさん
お雑煮!それはノーマークでした。
メトロ地下街のあ追分だんご本舗さんの雑煮が好きでよく食べておりました。
試してみます。
ありがとうございます。