おむすび権米衛の朝、ロンのハムサンド

朝から移動で四ツ谷の駅。
ついでにひさしぶりのおむすび権米衛の朝にしようと思って寄った。
おむすびのテイクアウトの売り場の裏に、イートインがあってそこがなかなか落ち着く。
駅上の施設の中にあってまるで騒々しさやせわしなさを感じなくてすむいい空間。
ツナ玄米のおむすびと鶏の唐揚げ、とん汁もらって朝のお腹をあっためる。
ホツホツとした玄米に風味豊かで油がおいしいツナマヨに胡麻。噛めば噛むほど胡麻の風味や玄米の甘みが出てきておいしくなってく。鶏の唐揚げはしっかり味が入って醤油の風味もどっしりとした冷めてもおいしい味わいで、なによりとん汁が具だくさん。大根、人参、豚バラ肉にネギ、ごぼう。まるで飲む温野菜みたいな感じがオキニイリ。

それにしても思い出すのは四ツ谷駅の近くにあったビルの一階の「おむす人」。
ロビーフロアの一角にカウンターのイートインが設えられてて、にぎりたてのおむすびを食べたり買ったりできた店。みるからにおかあさんな感じの女性が割烹前掛けに三角巾で、朝早くからニコニコきびきび働いていた。
おいしかったなぁ…、それはそれはおいしくて、ちょうどボクがお金に苦労をしていた頃のつらい気持ちがそこでおむすびを食べるとほぐれて元気と笑顔をもらえたお店。ビルの建て替えも手伝ってなくなってからもう10年以上。あのおかあさんたちは今、何をやってらっしゃるんだろう…、ってしみじみ思った。なつかしい。

 

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四ツ谷駅近くの喫茶店「ロン」。「Lawn」と書いてロンと読む、そのLawnはテニスの芝生かそれともゴルフの芝生かと、来るたび思う。
どちらにしても紳士のスポーツ。
コンクリートの要塞みたいな意匠あふれる独特な建物。インテリアも調度品まで含めてどれもがオリジナルにて、喫茶店が文化の先端を担った時代を思わせる。
タバコが吸える大人のお店。テーブルの上にはコーヒー糟を入れた灰皿が置かれてて、昭和喫茶を彷彿とする。
昔、タバコを吸っていた。やめてもう20年以上もたって吸いたいとは思わないけど、タバコを吸ってぼんやりしている人をみると手持ち無沙汰なときにタバコが吸えるって悪くないな…、って思ったりする。それにここは不思議と煙たくないのがありがたい。

厚焼き玉子を挟んだたまごサンドが有名で、けれどボクはここのハムサンドが好きで好きでしょうがない。
食パンにバターとマヨネーズを薄く塗りハムを挟んで切っただけ。まずその断面がうつくしく、お皿の上にしろとピンクのタイルが敷き詰められてるみたいな様子にウットリします。
味はパンとハムの味。ハムが二枚重ねにされてるところがミソなんでしょう…、ザクザク歯切れる食感がとてもたのしくオモシロイ。
甘く仕上げたアイスコーヒーが昭和な味わい。苦味がくっきり、酸味おだやかでぽってりとした濃厚ミルクがぴったりとあう。ちょっとのんびりいたしましょう。

 

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コメント

  1. マーリン

    おむす人、懐かしいです。四谷三丁目の会社に行っていたとき、時々買いに行っていました。なくなったと知ってほんとうに悲しかった。もう10年以上前になりますか。
    喫茶店ロンはまだあるのですね、よかった。あそこもなくなってほしくないお店です。

    • サカキシンイチロウ

      マーリンさん
      おむす人は唐揚げもおいしかったんですよね。2つの具材を使ってむすんでもらう「縁結び」なんてサービスもありました。
      思い出しはじめると次々いろんなことが頭と口の中に蘇ってきます。
      ロンさんはまだまだ続いてくれると思います。密かに応援しています。

  2. mayan

    おむす人さん、サカキさんのブログで拝見していつか行ってみたいと思っているうちに、やはりサカキさんのブログで閉店を知り残念に思っていたお店です。
    過去のブログを拝見していたら、2014年の2月に閉店された模様。10年まではいきませんが、大切なお店の喪失はそれくらい重く長く感じるものなのかなと思いました。

    • サカキシンイチロウ

      mayanさん
      もう7年になるんですね…、おむす人さんの閉店から。
      ビルはすっかりあたらしくなりきれいにはなりましたが、外を通る人を拒絶する今流行りのセキュリティーのしっかりしたビルになっちゃいました。
      街から気軽な飲食店がなくなるということは、人間味とあたかさを街がなくすことでもあるんだなぁ…、と、しみじみ思います。

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