おむすびとサンドイッチ②
おにぎり。
おむすび。
どう違うのか…、って調べてみるとどちらもほぼ同じにして使い分けはほとんどされないって書いてある。
ただ語源が違う。
おにぎりは握飯と書いて「にぎりいい」と読む古語から来たという説と、「鬼切り」という言葉から派生したと言われる二つの説があるんだという。
鬼を退散させるためご飯を固めたものを投げつけたという民話が源流。
だからおにぎりにはこれといった決まった形はなくて、三角、丸型、俵型と握り方はさまざま。
手で握ったご飯はだいたい「おにぎり」と呼ばれるわけです。
一方、おむすびは、古事記に記された農業の神「神産巣日神(かみむすびのかみ)」が由来と言われてる。
この神様が稲に宿るとされていて、ご飯を握ったものを「おむすび」と敬意をもって呼ぶようになったのだそう。
つまりおむすびとは神聖なもので、昔は神様へのお供物として用いられ、神が宿ると考えられた「山の形」、つまり三角形のものがほとんど。
そういえば「おむすびころりん」の挿絵のおむすびはみんな三角形。
そして三角形だったからこそコロコロコロリンところがったのでありましょう。
さて昨日の続き。
サンドイッチは具材を食べる料理ではなくパンと具材のバランスをたのしむ料理。
どちらかがしゃしゃり出ると粋じゃなくなる。
そしておむすびもご飯と具材のバランスを味わう料理…、とそんな話からはじまります。
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