おかかのおかかでおかかのおなべ

「おかか」でしゃぶしゃぶ。
新宿の歌舞伎町の入り口。大型のドン・キホーテの隣のビルの8階にある。若い人たち向けのエッジの効いたへんてこりん系ダイニングレストランが好んで入居するビルで、ワンフロアーに1店舗ずつ。
エレベーターのドアがあくといきなり店で、他のフロアの雰囲気を感じながらのこのフロア。
静かで居心地のよい雰囲気です。
しかも鰹節のおいしい匂いが漂っている。入り口脇のカウンターに鰹節を削っておかかに仕上げる機械が置かれてて、そこで絶えず鰹節が削られている。
そのおかかがお通しがわりになってて、しかもお替り自由で食べ放題。塩味がしっかりついてて当然旨味も強い。だからそのまま食べても十分おいしく、そのおいしさが呼び水になりお腹がどんどん空いてくる。

まずひと皿目。木造りの箱に同じ器が2個並ぶ。ひとつは鰹節の出汁がきいた茶碗蒸し。もうひとつは空っぽで、そこに削りたての鰹節を入れて味わう。茶碗蒸しは具材をほとんど入れぬ出汁味のプリンのようでとてもなめらか。
続いて惣菜が5種類、小鉢に入って並ぶ。茸の和え物、かぼちゃのサラダ。香り野菜の出汁びたしに肉の佃煮、えのきの煮物とどれも出汁が味のベースでやさしい味わい。
おかかの佃煮にしらすを散らしたサラダ、あおさの出汁巻玉子とどれもおかかがテーマの料理。料理がかわっても出汁は同じで、だから味に統一感があるから安心して食べられる。おかかをつまんで飲む生ビールというのも乙です。

メインの鍋の準備がはじまる。
卓上コンロの上に鍋。
真鍮製の打ち出し鍋でピカピカに磨かれてる。
卓上コンロは木箱に収められていて、ただそれだけでご家庭風が払拭される。
火をつけ中に出汁を注ぐ。
しばらくあたため、それを器に注いでどうぞと最初の味見。
すっきりとした出汁で味わいやわらか、旨い。
そこに鰹節をたっぷり入れて、くつっと炊いたら取り上げる。取り上げ軽く抑えて出汁をとったら再び味見。
旨味膨らみ、香りも立って軽い酸味が後口つくる。追い鰹のパワーを感じてお腹がなります。

鍋を食卓のまんなかにうつして鍋の具材が登場。長方形の木箱に入った豚ロース肉と豚バラ肉。色うつくしくキレイに並べられている。
それから野菜。レタスに小松菜、おかひじき。桂剥きにしたにんじん、大根を細切りにしたものにしめじにえのき。色とりどりでうつくしい。
あとはこれをしゃぶしゃぶするだけ。鍋の中のかつおだしで味はしっかり整って、十分おいしい。お味に飽きたらと用意されてる煎り酒と柚子胡椒を使って味を変えながら、しゃぶしゃぶ、パクパク。あったまる。

豚肉、野菜は食べ放題です。
お願いすると肉は新たな木箱が届く。野菜は大きな桶にキレイに並べたものを好きなものだけよそってくれる。
若い人たちのお店です。
若い人が働く店には元気が取り柄の店と、初々しさがうれしいお店の2種類あって、ここは後者。いたずらに元気にふるまうわけじゃなく、するべきことを淡々と笑顔でこなす。ときおり若さと経験不足ゆえの失敗もあるけれど、がんばってるから許せちゃう。いい店だなぁ…、ってしみじみ思う。
そばを出汁にくぐらせて鰹節をたっぷりかけてお腹を温め、鰹節まみれで仕上げたおむすびでお腹を満たして気持ちも満ちる。気づけばお鍋の中の出汁はほとんどなくなる。いいもの食べたって実感しました。オキニイリ。

 

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