おおらかにチェロ歌う銀座ウエスト本店の朝

今年最初の銀座ウエスト。
開店とほぼ同時の時間に到着できて、なんとうれしいファーストゲスト。
いつものオキニイリのテーブルもらってのんびりします。
変わらぬことはすばらしいコト…、ってお店の中を見渡してたら入り口近くにウェイティング用の整理番号を発行する機械が置かれていました。
ボクが来るのは平日の朝がほとんどで、待ったりすることは無いのだけれど、さすがに人気のお店です。
週末やおやつどきにはスゴイことになっているんだろうなと思う。
ずっとここではサンドイッチと決めてたんだけど去年、はじめて食べて感心したのがトーストセット。トーストにサラダにゆで卵という喫茶店の定番モーニングとまるで同じ組み合わせ。なのにまるで魔法がかけられたみたいなキラキラ具合にたちまち虜になっちゃった。平凡な料理でも丁寧に作れば非凡な料理になるんだなぁ…、っておいしい勉強を今日もする。

まずおしぼりと一緒にジャムが入ったバスケットを手にお店の人がやってくる。好みのものを好きなだけ。はちみつとマーマレードをもらってテーブルクロスの上に置く。今日もパリッと糊のきいたテーブルクロスがまぶしく自然と背筋が伸びる。分厚いタオル生地のおしぼりはほどよくあったか。ハッカの香りがするのもステキ。
アイスティーをお供にしました。
白いソーサーを従えたグラスにマドラー、アールグレイのアイスティー。注ぎ口に対して直角に取っ手のついたここオリジナルのピッチャーにミルクにガムシロ。いつもの景色。

ガラスのボウルにリーフサラダ。
軽い甘みのスッキリとしたドレッシングをまとってシャキシャキ。
エッグスタンドにのせられた殻がきれいに剥かれたゆで卵。
プチュンと白身が歯切れて黄身はほどよき状態。口の中でとろけるゴチソウ。

そしてトースト。
よく焼いてくださいとお願いしたからこんがりとしたきれいな焼け色。
バターが塗り込められてしっとりツヤツヤ。なのにカサッと前歯をくすぐる焼けた直後の余韻も感じる。噛むとジュワーッとバターが滲んで唇や舌をひんやりさせる。焼いてバターを塗り込めておいしくなるようにパンそのものが吟味されているからなんでしょう…、必要以上に甘くなくさっくり歯切れてねばらぬところがオキニイリ。

マーマレードをのせると苦味と酸味がトーストブレッドの甘みを引き立て、はちみつと一緒になるとバターの塩気が際立ってくる。
アールグレイのアイスティーがおいしくおかわりすると少々時間を要する。注文してから茶葉にお湯を注いで蒸らしその熱々を氷に注いで冷やして作る。だからおいしく香りも際立つおゴチソウ。こうすればおいしくなるって知ってるくせに、時間や手間を節約しちゃうお店があまり多い今。こういう店はありがたい。大切にしなくちゃネ…、ってしみじみ思う。
今日のお店に流れていたのはショパンのワルツの8番をチェロのために編曲したもの。チェロがおおらかに歌うのどかな様子にタナカくんの寝起きの声を思い出し、ほっこりしました。冬の朝。

 

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コメント

  1. すうさん

    ウエストのシュークリームを買うとトンガへ寄付ができるそうです(^-^)

    • サカキシンイチロウ

      すうさんさん
      気づきませんでした。おいしい社会貢献…、せねばです。

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