おいしくたのしい年忘れ

新宿の街には百貨店が4つあり、JRの駅から一番遠い場所にあるのが伊勢丹。
駅直結の百貨店がいくつもあるのに、駅から一直線に伊勢丹に向かって歩く人たちの列。その人たちが続々、飲み込まれていくデパ地下はさすがの混雑。
クラクラします。
人気の売り場は年越しそば用の天ぷらと、お雑煮用の鶏肉売り場。売り場の随所に行列の最後尾を知らせる札をもった人がたっていて、その場所が売り場のはるか遠くだったりするのがスゴい。
雑煮に鶏肉を必要とせぬ地方のボク。いつもは天ぷらを必死になって買うのだけれど今年は別所で天ぷら調達。だからそれ以外の肉やら魚、漬物かってほっとする。

一息つけに虎屋菓寮にやってくる。いつもは行列ができる人気の店で、でも館内の皆様みんな、まだ買い物に夢中なのでしょう。すぐに座れる。
冬とはいえど、館内はかなりの熱気で蒸し暑く冷たい抹茶を作ってもらう。
茶筅でシャカシャカ丁寧にたてた抹茶を泡ごとそっとかち割り氷の上に注いで冷やして作る。グラスの中は深い緑がうつくしくふっくらとした泡が氷の上にのっかるやさしい様。コクある苦味と抹茶独特の旨みが口に広がり疲れを癒やしてくれる喉のゴチソウ。

数日前からはじまったばかりの季節の生菓子。「花びら餅」をお供にしました。
薄く伸ばした餅で蜜炊きにしたごぼうと味噌餡をくるんでしあげた愛らしき菓子。餅がうっすら桃色で花弁めいてうつくしい。
ポッテリ、やわらかな餅と味噌餡がひとつになって口でとろける。芯のごぼうがザクッと歯切れて大地の香りが鼻から抜ける。まだまだ空気は冬ではあるけど、大地は徐々に春の準備をはじめてる。…、そんな感じにうっとりします。春呼ぶゴチソウ。
小倉しるこをたのんで友人と二人でわける。焼いたお餅がやわらかく、そこにあんこの粒がくっつき口で一緒にとろける。甘くて味わいやさしくて今年ももうあと数時間。気持ちをちょっと落ち着かす。

 

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買い物終えて家に帰る途中で「ラ・バゲット」に寄る。
正月用にたのんでおいたパンをもらいにやってきた。
そしたらお店の人が「今日もアンパンがありますよ」。しかも「お好みのこしあんですよ」って言うからうれしくなって「この前、頂いたのがこしあんじゃなくて粒あんで、でも結構おいしくてビックリしたんですよ」って言っちゃった。

そしたら申し訳ないって、今日のこしあんパンは「サービスです」ってただでくれた。魔法の続きの一足はやいお年玉。
とろけるようなこしあんと薄いパン生地との一体感は格別で、あんこを食べてる…、って感じがするのにやっぱりウットリ。じっくりみると粒あんパンの上には胡麻、こしあんパンは上にはけしの実でその騒々しさにとろけるあんこのなめらかが一層際立つ。オキニイリ。

 

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大晦日の夜を家でご飯を作る。
作ると言っても大掃除だとか、紅白歌合戦の勝手実況中継の準備があったりもする。
それでテキパキ食べられるものをと鍋にする。

出汁と日本酒でタラバの腹と白菜を炊きカニの風味がでたとこで絹揚げ豆腐とえのきを投入。
蓋をする。
白菜がトロトロになったら熱湯をかけてアクをとった豚肉と牡蠣にカニ足を入れてクツクツ。ポン酢で食べる。

お供に近所の八竹でお願いしていたエビと穴子の押し寿司にバッテラもらってパクパク食べる。白菜って煮ると本当に甘くなり、カニの風味もおいしくてお腹ポカポカあったる。
ちなみに年越しちょっと前に作った年越しそばはあっという間にお腹におさまり写真を撮るのを忘れてしまう。それもおいしい年忘れ。

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