うどんにうどん、朝と昼

asa plateasagohan朝をいつものホテルで朝食。
今日は母が初盆の準備で忙しく妹親子と一緒に食べる。
本格的な夏休み。
野球の遠征で来ている学生くんたちが朝からニギヤカ。
惚れ惚れするような食欲に感心しつつ、でもそれ以上に整然と並び静かに食事を取って、しかも彼ら以外のお客様がやってくると、お先にどうぞとゆずってすすめる。かと言って監督、先生との間にピリピリした緊張感があるわけでなく、みんな仲よさげなムードにニッコリ。いいな、と思った。
こういう気持ちを忘れず大人になるといいなぁ…、と思ったりもした。朝6時半。

豆腐におかか、ひじきの煮付けを盛りつけて、大根おろしに釜揚げしらすをたっぷり添える。
スライスオニオンにマカロニサラダ、ブロッコリと、お皿の上がなんだか白い。気持ちがおもむくままに選ぶとお皿を白くしてしまう。やさしいものが恋しい季節かもしれいないなぁ…、と思いながらもグリルドベーコンは忘れず一枚(笑)。

a udonご飯を茶碗にほんの少々。辛子明太子とわさび、あられと海苔をパラリとちらし、ザックリ混ぜてパクリと食べる。
わさびが案外からくって、鼻からツーンっと辛味が突き抜け目が覚める。

うどんを食べる。
それというのも大根おろしが甘くてみずみずしかったから。
大根おろしを入れた器に網が置かれて、みんなそれで固形物だけすくい取る。後に残ったおろし汁。それを使って大根おろしうどんにしようと、うどんをチャッチャと軽くゆがいて器に入れる。
大根のおろし汁をタップリいれて、ついでに大根おろしも入れてネギをタップリ。それからゴマと鰹節。平天という練り物いれたらほんのちょっとだけ醤油をたらす。
讃岐の醤油は甘くて旨い出汁醤油。あとはぐるぐるかき混ぜ食べる。
旨いなぁ…、こういうところのうどんすら旨いというのは、やっぱりうどんの国ならではって思ったりしてズルズルスルスル。

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そういえば今日は土曜日…、やっぱりパンを焼きたくなった。
焼き加減がほどよい状態にプリセットされてる業務用のトースター。そこに二回ツッコミこんがり焼き上げたイギリスパンに、ハムにレタス。
のっけてそれを二つ折り。即席トーストサンドイッチに仕立ててパクリ。ちょっと甘めのパンの味とハムの塩味がほどよくマッチ。調味料をまるで使わずそれぞれ素材の持ち味だけでたのしむ趣向。
コーンスープをお供に飲めば、口の中もトロリとろけてなめらかな朝。今日は一日忙しい。

父の初盆のご挨拶にまずは父の実家に行って御灯明。それから母の実家のお寺で墓を磨いて参ってしみじみ親戚たちと話し込む。
讃岐のお盆は早くはじまる。他の地方より早くあの世から魂もどってゆっくり夏を過ごして帰る。いろんなことを思い出してなつかしむのに十分な夏。
なるべく父の楽しかった思い出だけを思い出すように心がけるように最近している。父がどんなことを思ってたんだろう…、と、気持ちを詮索せぬように。詮索するといらぬさみしさ、悔しさに惑わされるから、事実だけをなるべく沢山思い出すようにしているのです。
今日もたのしい思い出話をしながらお墓を磨き、せっかく家族が集まる機会。小さな旅をしましょうか…、と、それで午後から移動する。

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高松駅の駅裏にある「めりけんや」という讃岐うどんのセルフのお店。
昼をちょっと過ぎた時間というのにかなりのニギヤカサ。釜揚げうどんがおいしい店ではあるけれど、さすがに夏です。暑い昼。
冷たいぶっかけうどんが人気のよう。ボクも冷たいぶっかけうどん。肉も一緒に盛り付けて、大根おろしもタップリと。ネギと生姜が自由にとれて、どちらもタップリのっけてく。
ばらずし、おにぎり、お稲荷さん。いろんな種類の天ぷらがズラリ並んで好みを選ぶ。昔は讃岐独特のこのスタイルも今となっては身近なモノになりました。

mudona merikenスルメイカのゲソをガリッと天ぷらにしたものと、エビのすり身と豆腐で作った讃岐独特の天ぷらをお供にしました。
むっちり、コシのあるうどん。
固いのじゃない。
芯までしっかり熱が入ってやわらかで、やわらかなのに歯ごたえがある。

角がたっててスルンと喉をなでつつおちていく食感がオゴチソウ。ずっとスルスル食べていたくなる。
塩の味わい。小麦の香り。麺そのものに味があり、そこにイリコの出汁がからんでなんともおいしい。ネギはシャキシャキ歯ざわりたのしく、軽い辛味が麺を甘く感じさせる。甘辛煮込みの牛肉が甘くて脂の風味もドッシリ。
必要のないものが何ひとつない丼の中。スルスル食べて、まもなく電車の時間です。

 

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