うっかり「藤館」、器用貧乏なアペティートの朝

博多の朝。地元の友人とうっかり朝をご一緒しましょう…、と待ち合わせ。
待ち合わせ時間も大雑把。
待ち合わせる場所も大体このあたりと、ゆるい約束。
待ち合わせというよりも、偶然の出会いをたのしむような約束で、今日の時間はほぼ8時。場所は博多駅の「藤館」という喫茶店界隈で…、と。早めにやってきてしまい、まずは一人で朝食をとる。

それにしても新宿のベルクにとても似た店。とても忙しい駅の忙しく人が行き交う場所にポツンとあって、セルフサービス。しかもパンやホットドッグが売り物で、ビールが旨い。この店があるんだったらココに住めるな…、って思えるお店のひとつであって、こんなお店がある博多ってかっこいいなぁってちょっと思った。ベルクに比べて人は少なく、タバコの煙も控えめなのが勿体無いなぁって思ったりする。

朝食の気軽なセットもある。
バタートーストにゆで卵っていうのが基本で、さすが博多。
明太子トーストなんてチョイスがあるのがオモシロイとこ。
ただ、せっかくだからホットドッグをたのんで見ます。
少々お時間頂戴しますと、ブレンドコーヒーと番号札をもらって席について待つ。

お店の人はにこやかで、とは言えいい意味でお客様をほったらかしてくれるところがありがたい。
お店の人とおなじみさんが仲良すぎると、それが結界のようになり入りづらい場所になってしまうから、ほどよき程度のよそよそしさはこういうお店にとって大切。3分ほども待ちましたか…、ホットドッグがやってくる。

コッペパン状のちょっと不格好なロールブレッド。ほどよきサイズのソーセージ。粒マスタードとケチャップがソーセージのかたわらに無造作に絞り出されて、パンはよく焼け。小麦が焼ける香ばしい匂いがおいしい。
ソーセージは正直で健康的な仕上がりです。プチュンと歯切れる。肉の旨味がジュワリと広がり、パンと一緒になってとろける。
空気をたくさん含んだパンで、見た目ズッシリ。けれど案外食感軽やか。カサカサとしたパン屑が口の中で散らかるような感じがたのしい。食べ終えた後のお皿にお店のロゴが描かれたペーパーナプキンが一枚残る。こんなところもベルクのようでなんだかステキになつかしい。

 

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うっかりとした出会いに会話。
たのしい朝の時間を過ごし、次の用事まで少々時間に余裕があった。
ひさしぶりにスイートポテトを食べとくか…、ってそれで駅ナカ施設の「アペティート」。

ロイヤルホストと同じ会社が運営しているベーカリーカフェ。
ペストリーやケーキに混じってスイートポテトが置かれててモーニングセットのメインにスイートポテトも選べるんだというこの売り方。
かつて、博多ベースのキャビンアテンダントが熱狂したと言われるお菓子も、今となってはその他大勢。ロイヤルホストでも一時期、推していたけれど結局それもいつしか立ち消え。一つのモノを売り切ろうって気持ちがないのが「器用貧乏」な会社、組織の宿命だねぇ…、って思ったりした。旨かった。

 

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コメント

  1. comfort

    連投、失礼します。
    アペティート、30年ほど前に福岡市でまともなベーグルを売ってる希少な店でして、
    今時の「フワフワ甘々」ではなく「モッチリゴワゴワ(良く噛んで食べる事!)」で私は大好きでした。
    薄く輪切りにしてカナッペ風にしてもクラッカーとはまた違った美味しさです。
    今は石窯焼きとか色々美味しいパン屋さんがありますが
    ロイヤルのパンの製造技術は何十年も前から現在でも十分通用する水準だったと思います。
    再度言います。「得意分野に集中すれば敵無しでは?」

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      confortさん
      すばらしい1品を作り出すことができる企業だと思うのです。
      でも他人のコトがうらやましくてしょうがない、向上心と努力がやっかいな方向にいってしまう企業でもある。
      しかも案外器用だから、何をやってもそこそここなせたりする。しかもマンパワーでなんとかつじつま合わせをしてしまう時代でもあったから、いろんなコトに手を出して、マンパワーという魔法がとけたら、いろんなものが一緒に溶けた。
      …、そんなロイヤルという会社のこれから。
      おっしゃるように、得意なことしかしなくて済むような規模になれるかどうかにかかっているんでしょうね。
      でも…。
      むつかしいでしょうネ…、なやましい。

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