あるでん亭の豆のサラダにアリタリア

昼を西新宿のスパゲティーの店にて…。
「あるでん亭」にやってくる。
西新宿に昔からある超高層ビル、新宿センタービルの低層フロア。地下通路から入ると明るい空が見え、ココが超高層ビル街だとは思えぬ明るい雰囲気。
この時代に出来た超高層ビルはどこかのどかで、今では無駄と嫌われる吹き抜けだったり公開空地がしっかり整備されている。
特に西新宿に集まっているビルは、どこもが独自の特徴を出そうと工夫をしていて空間の抜けた感じはココが一番。
その一角にあっていつも表に待ちの行列。
スパゲティーの店なのに、おじさんたちがニコニコしながら並んでいるというのもステキ。このビルの隣に建ってる野村ビルには、「ハシヤ」っていうスパゲティーのお店があって、そこもおじさんたちでにぎわうお店。おじさんだっていつも蕎麦やラーメンを食べてるわけじゃないのであります。ボクもそう。

カウンターの一席もらう。フォークとスプーンがギッシリ収まるプラスティックの黄色いポット。氷がたっぷり入ったポットにグラス。ステンレスの器の中にはたっぷりのおろしたチーズにカイエンペッパー。塩と胡椒が並んでて、そのニギヤカサにお腹が鳴ります。

スパゲティーをたのんでお供にグリーンピースのサラダを選ぶ。
茹でたグリーンピースにいんげん豆。
ニンニクとオリーブオイル、野菜のフュメで作った酸っぱくはないドレッシングであえて小さなボウルにギッシリ詰め込む。
それを冷やしてそのままどうぞ…。
ドレッシングを豆がすっかり吸い込んで、最初は冷え冷え。しばらくおくと空気となじんで油がとろけてぽってりとした食感になる。シンプルだけど味わい深く、イタリア料理を食べてるんだ…、って気持ちになれる。
夜ならこれでキリッと冷えた白いワインがおいしいだろうなぁ…、って思い、ぼんやりパスタがくるのを待った。

メニューは多彩。
60種類ほどあるのだけれど、どれもがイタリアンレストランのパスタのようで、日本のスパゲティ的では決してないのがココの特徴。
だから知らずにやってきたおじさんが、何をたのもうかちょっとなやなだりすることがある。
それでもずっとこのまんま。
悩む人にはまず、カルボナーラかボロネーゼ、あるいはペスカトーレをお試しください…、と勧めるメニューがしっかり決まっているのがステキ。
誰もが食べたことがあるような料理がおすすめ。
しかもおいしいというのがレストランでは大切なコトでござりますゆえ。

ボクはちょっと変わったメニュー。
「アリタリア」っていうのをたのむ。
ココのオリジナル。
名前の由来はここが好きで通ってた、アリタリア航空のクルーがこういうパスタが食べたいからという、リクエストに合わせて作ってそれがそのままメニューになった。
茹でたパスタをクリームソースをまずあえて、そこにしめじを炒めてたっぷり。お皿に移して、最後にミートソースをかけまわしたモノ。麺の量は控えめサイズ、70gにいたします。
まずは混ぜずに、クリームソースにまみれた麺を数本食べる。クリーミーな味が口に広がって、これで十分おいしく感じる。

チーズとカイエンペッパーをほどこして、よく混ぜ食べると一層濃厚な味になる。けれどミートソースのトマトの風味、酸味に甘みがおいしくモリモリ食べられるのが、怖いようなうれしいような。
麺は太め。過ぎたアルデンテではなく歯ごたえを感じる程度の茹で加減。そこにソースがからんでぽってり、口の中を満たしてたのしい。しめじがザクザク歯切れる感じと、ときおりホツホツ、ひき肉が奥歯で潰れる感じがうまい。
残り三分の1ほどのところでグリーンピースをくわえてパクリ。グリーンピースがまとったガーリッキーな風味が混じってこれまた旨い。
おいしいスパゲティーってなぜだか最後に具が残る。今日もたっぷり、グリーンピースのトマトクリームあえ的なものが残ってそれもキレイに味わい食べる。気持ちがたのしく満たされる。

 

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コメント

  1. RHEIA

    パスタを食べ慣れているイタリアの方でも、やっぱり最後に具が残ったりするものなのでしょうか。
    日本人が丼もの食べてて、具が残るってことはほぼありませんが……どうなんでしょうね?
    うなぎの色川の御主人が、外国のお兄さんに「うなぎだけ先に食べたらダメだ、ご飯と一緒に、両方同時に食べ終わるバランス感覚を身につけろ」みたいなことを言っていたTVを思い出しました。

    おじさんたちが行列作るおいしいパスタ屋さん、3枚目の写真がとてもラーメン屋的で、ちょっと笑っちゃいました。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      RHEIAさん
      たしかにラーメン屋さんの箸やレンゲがつきささっている器を彷彿とさせますよね。
      こういう気取りないところ、なのにおいしいところが多分、おじさんのハートを鷲掴みにしているポイントなのでしょう。
      かなりしっかりとしたイタリア料理のお店にいってパスタを食べても、やはり最後にソースや具材が残ってしまいがち。そのためにパンがあるのかなぁ…、日本だったらさしずめココにご飯をいれて〆って食べ方もいいのになぁって思ったりしました。

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