あなごめしに、空の上のモヒート

anago宮島の中を行ったり来たりする途中。
腹ごしらえに宮島ならではのランチをとった。

「ふじたや」という店。
宮島のメインストリートからちょっと外れた場所にある。
開店時間のちょっと前に到着したら、すでに行列。ウェイティングリストに名前と人数書いてしばらく待って開店。
入れるかなぁ…、とドキドキしてたらめでたく一回目にギリギリ混じって座敷に座る。
30席もない小さな店です。昔は多分、キッチンだったであろう場所にカウンター。庭を挟んだ離れに厨房。だから料理が庭を通って運ばれてくる。それをみながらワクワクします。
メニューはあなごめしだけ。酒の肴に良さそうな穴子の肝焼き、南蛮漬けといくつかあるだけ。だから注文を取るのは簡単。しかもあなごめしだけ作っていればいいのでしょうネ。けれど若干時間がかかって20分ほど。
大きな丼をお盆にのせて、お待たせしましたとやってくるまで先に座った人たちが食べる手元と漂ってくる香りにお腹をグーグーさせた。

anago-donburianagomesi木の蓋をのっけたままに提供される丼は、底が熱々。
おそらくこのまま蒸し器に入れて蒸し上げ、仕上げたのでしょうネ。
蓋をあけると、焼いた穴子のタレの匂いがブワッと上がる。
むせるほど。
中には整然と並ぶ穴子の焼いた切り身。
一口大がズラリ、まるで魚の鱗の如く並んでうつくしい。
タレは甘めで、だから焼けた香りがかなり香ばしく、噛むと穴子はサクッと歯切れる。
脂ののった穴子なのでしょう。
自分の脂で揚がったように焼きあがる。
ただ、その内側はふっくらと、最後の蒸らしで脂が適度にご飯に落ちて、噛むとジュワリと旨みが口に広がっていく。
鰻に比べて穴子の味は繊細だ…、とよく言われるけど、この穴子。
鰻以上に脂がおいしく、口の中で暴れる感じさえするのです。
ただ、スキッと脂の後口がよく、だからずっと口の中がスッキリしたまま。
固めに炊けたパラパラご飯も、その味わいを引き立てて、ひさしぶりに「旨い丼」を食べてお腹をいっぱいにした…、って満足感に気持ちが満ちる。瀬戸内の海に感謝の昼ご飯。

 

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cafe-locationcafe-mise〆に宮島の絶景をごちそうしましょう…、と、丘をずんずん揚がってく。
観光の島ではあるけれど、そこに住んでいる人も少なからずいて、その生活感満点の民家の軒下を通って上がる坂の上。
あそこに行きます!と指さされた先。
石垣の上に張り出すようにしつらえられたテラスにテーブル。
こりゃ、スゴい!

疲れた足にアキレスの羽がはえたような気持ちで、スイスイあがってめでたく到着。

古い民家をそのまま使ったカフェでした。
「牡蠣祝」という店。
若い人たちが経営する牡蠣レストランの離れという扱いで、門をくぐった先にすでに海がチラリと見えている。
お店の中に入るとビックリ。
海に向かった一面には、壁がなくって天気がいいからなんでしょう…、窓すらなくって店全体がテラスのよう。

すべての椅子やテーブルが海に向かって置かれていて、どこに座っても一等席に違いなく、でも中でもひとつ。まるで空に置かれたみたいなテーブルがある。二人がけのテーブルで、ボクらは3人。窮屈でもいいから椅子をひとつ追加で…、とお願いをしてそこにする。

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目の前にあるのは紅葉がまもなく盛りの丘に山。五重塔に大きな伽藍。向こうに海。更に向こうに山があり、海には船が白波立てて行き交っている。
なんと豪華で、なんと爽快な景色なんでしょう。
そこに座った人を笑顔にさせるテーブル。
しかも一瞬、無口になって、けれど感じたコトを人にいいたくってしょうがなくなり一時饒舌になるのだけれど、再び無口になっていく。無口な笑顔は饒舌以上に饒舌で、この上も無きシアワセがボクらのまわりに渦巻くようなありがたさ。

cafe-mojitoc-mojicafe-cheeseモヒート飲みます。
ココの名物。
キウイ、レモンの2種類あって、どちらもフレッシュのフルーツをたっぷり使った大人味。スッキリしていて、一口ゴトに体がスキっとあらわれるよう。

うすはりグラスも上等で、空の上で飲むべき飲み物はこういうモノでなくちゃいかんね…、と思ってゴクリ。
お供にチーズの盛り合わせ。三種のチーズに薄切りのパン。牡蠣のペーストが乗せられていて、さすが牡蠣のお店であります。海の旨みと香りがドッシリ。アンチョビよりも濃厚で、アンチョビよりも癖がなくお酒の香りも壊さない。なんとステキな〆の宮島。一晩ココで眠りたい。

 

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