あけましておめでとうございます!

2017年。
朝が来ました、お正月。
まずは雑煮を炊いて寿ぐ。

鰹節と昆布で出汁をとっておきます。
そこに丸餅。
焼かずにそのまま。
炊いてトロンとなめらかになる餅を東京で探すのは結構大変。百貨店の地下でやっとみつけて、それをポトンと出汁に落としてクツクツ炊く。
甘い白味噌をタップリ溶いて、一旦火を止め休ませる。

大根を出汁に醤油を加えた汁でコトコト一晩煮込んだものを温め芯まで熱々にする。それをお椀に乗っけたところに餅をのっける。そこに熱く沸かした白味噌仕立ての汁をながして紅白蒲鉾、結び三つ葉をそえて仕上げる。
四国にいた頃から、ずっと正月最初のお雑煮はこのスタイルで、新しい年が今年もやってきたなぁ…、としみじみします。
ポッテリとした白味噌のやさしい甘み。トロリとろける餅はなめらか。噛むとクチュっと大根が歯切れて出汁の旨味を口に広げてく。昔はこれが大根じゃなくて煮た海老芋で、それ一杯でお腹いっぱいになったんだよな…、と思いだしたりする今朝のコト。

おせちを食べます。
クワイに黒豆、田作り、酢蓮と縁起物がズラリと並ぶ。
芽が出るように。
いつも黒々、汗して働けますようにとひとつひとつ、謂れをいいつつ小皿に撮って食べなさいネと言ってた母のコト思い出し、電話をかける。

カリカリ、音のするモノを食べるとお金を借りなきゃいけなくなるからね、お正月には蕪や茄子。借りるのじゃなく貸せる立場になるように、カスカスとした歯ざわりの数の子食べて…、と。
口の中がパサパサするような数の子が昔はそんなに好きじゃなかった。唇と歯茎の間に溜まってなかなか取れてくれない食感が苦手だったのに、今では同じ騒々しさがとても好き。タップリ山盛り、カスカス食べる。明るい正月…、朝のコト。

昼にカレー。
お正月にはなるべく包丁を使わぬように。
せいぜい鍋で煮炊きするくらいで調理を済ませる。
そんな時にカレーは便利。

あらかじめじゃがいもに茄子。ザックリ玉ねぎを切り分けて、それをジャジャっと油で炒め、カレー用の調味料。カレーの壺っていうスパイスペーストのシーフードカレーフレーバーを鍋に移してミルクとお水。
軽く煮立てて味が馴染んだところで牡蠣をどっさり入れて火からおろして休ませる。
朝に炊いたご飯を電子レンジで温めて、カレーを再び一度煮立ててザザッとかける。出来上がり。

サラサラとしたスープタイプのカレーです。脂をほとんど使ってないのでお腹にやさしく体に負担が少ないところがオキニイリ。しかも牡蠣の旨みが引き立つ風味。スパイシーで、けれどカレー自体の旨みは控えめ。だから素材の味を邪魔せずおいしくたのしめる。
食べてるうちに体がポカポカしてくるところもありがたく、サラサラハフハフ、満ち足りる。

そして夜にすき焼き作る。ここ数年、ずっと正月の夜はすき焼きで、なんだかめでたい感じがするのがオキニイリ。脂控えめの赤身の肉を買ってきて、割り下使って関東風にして食べる。
まず焼き豆腐。白菜、しらたきとたけのこ入れてクツクツ炊く。
味が程よく入ったところで春菊、肉を入れてクツクツ。最小限の割り下で薬用にしてどんどん煮込んでそのまま味わう。生の玉子は年が変わってもやはり苦手で、それでそのまま。
最後にうどんを放り込み、刻んだかまぼこと一緒に焼いてく。途中で出汁を少々足して鍋の中の水気が全部なくなったとこで三つ葉を投入。こんがり焦がして出来上がり。肉の旨みがもれなく麺に染み込んで、お腹も満ちた。オゴチソウ。

コメント

  1. りょー

    明けましておめでとうございます。
    昨年はいろいろと相談に乗っていただき、ありがとうございました。お蔭さまで、美味しいお食事と愉しい時間を過ごすことが出来ました。
    今年もまた、宜しくお願いいたします。

    我が家のお雑煮は、鶏ガラで出汁を取って、蒲鉾に鶏モモ肉、三つ葉に柚子ですね。嫁さんの実家のお雑煮になってます。私の生家は、鰹出汁を張るお雑煮です。
    お雑煮をいただくと、お正月って思いますね♪

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      りょーさん
      ボクの両親はどちらもが同じ讃岐の出身。
      にも関わらず、父の実家のお雑煮は醤油仕立て、母の実家は味噌仕立て。
      その両方の流儀が混じり合っての、一日雑煮、二日雑煮の食べ分けが出来上がったのかもしれないのです。
      多彩な食文化が日本の食の世界を豊かにしている…、その代表の一つが雑煮じゃないかと思ったりもする。
      食べるとはスバラシイ行為なんだなぁ…、としみじみ感じ入りつつ、今年も食べるぞとたのしい闘志が湧いてきます。
      今年もよろしくお願いいたします。

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